こんにちは。
ペン姉さん(@penpenwaker231)です。
塾や家庭教師の指示で、11月ぐらいから志望校の過去問題集(通称赤本)を購入して、過去問に挑んでいるお子さんは多いでしょう。
塾の先生から過去問題集の使い方の注意はあるけれど、自己流で何度も解いている子供さんがいると聞きます。
過去問題集とは、各私立(国立)中学校もしくは高校の過去に出題した問題をまとめた問題集です。関東圏は東京学参、関西圏は英俊社が主流で、過去5〜6年分の問題を収録しています。
※写真は、我が子が実際に使った過去問題集です。関西圏在住なので英俊社のものになります。
塾の先生からの指示ははあっても、過去問って何回やればいいのでしょうか?
回数によって合格に近づくのでしょうか?
実際の例を踏まえて紹介します。
結論。過去問を全てこなしたり回数は合否に関係はない!

「過去問を何回も解けば、その学校の出題パターンがわかる」と豪語する方は一定数います。
実は、塾側は受験で人気のある学校を目指す子供を何度も指導して、すでに出題傾向を把握している先生もいるので、過去問をメインの教材に使わない方針のところが多いです。
塾からも注意は入るはずなのですが、合否に心配な親御さんが「過去問をしっかりしなさい」と言うと、一気に3年分を解いてしまう子がいます。
実は、子供さんにまかせたり親御さんが様子を見ずに過去問を解くと、肝心な答え方で混乱が出ます。

理由としては「解き疲れ」が出てしまい、受験本番前に子供さんが疲れて、本番前に「つらい」と追い込んでしまうからです
過去問にこだわるばかりに、受験する年に、今まで過去問には登場しなかった単元(特に算数)が登場して、焦って解けなくて、時間切れになるケースもあります。
科目によっては、繰り返して過去問をする方がいいというのもありますが、イレギュラーな主題はあるので、1冊全てをする必要もないのです。
中学受験対応の塾で対応が違う!回数と年数でわかる

個人塾様や塾講師の方のブログを拝読すると、過去問を解く回数や遡る年数が異なって、びっくりしました。
多くの塾では、
- 第一志望=10年分(まず過去問題集が手に入りにくいです)
- 第二志望=5年分
- 第3志望=3年分
までするようにと指導していると言われいて、塾によって年数など異なります。
この条件からいけば、第3志望までの受験を考えてみると、合計18年分さかのぼることになり、しかも受験科目が4教科となると、18年分×4教科となると72回分をければいけないということになります。
学校によっては、前期・後期、A・B・C日程、同日午後と受験日や時間がかわると、難易度が上がることがほとんどで、受験校のパターンや受験科目によっては、過去問を解く回数も変わってくるということになります。
多くの子供さんが塾が提示する過去問を解く年数ができるかというと、ほとんどの子供さんは疲れてしまうかと思います。
実例紹介。我が子が中学受験で過去問題集をどう使ったか?
※写真は「写真AC」様提供のものです。
我が子の場合は、1校2コースのピンポイントで受験しました。
(もう1校受験予定でしたが、願書を出す前になしとしました)
過去問題集は11月から塾の指示で購入しましたが、科目によって使い方が異なりましたね。
国語は今までの小テストやテキストで苦手分野の振り返りをした上で、過去問を授業で使ったのはわずかで、家での使用は禁止でした。
算数は、過去問については5年分を授業内で使っています。
毎回の授業の中で使いながら、「今年はこれが出るかもね」という単元について、別の学校の入試問題もしくは過去に解いた難問を解くという指導を行いました。
当初は、理科との3教科受験を考えていたのですが、理科は、中学入学後に役立つようにと、過去問から中学で習う内容に置き換えてくれての指導をしてくださいました。
有名塾ではなく、私が高校受験で利用した塾ですし、もともと個別指導でした。集団指導では難しいアレンジを先生がしてくださったので助かっています。
まとめ!中学受験の過去問利用とは?

最後になりますが、過去問を解くのは
「量をこなせばいいではなく、志望校の出題傾向を知ることと間違った部分の見直し」
過去問を解いた量よりも「間違えた内容の見直しと正答への定着」を大切にしてあげてください。
量ばかりさせても、今の時期では疲れ果ててしまうので、適度な休憩を入れながら、体調を整えるという点も踏まえて、無理はさせないようにしてくださいね。
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