こんにちは。
ペン姉さん(@penpenwaker231)です。
この記事を書いている12月には、大学生で指定校推薦や公募制推薦で合格した方が「合格したよ」とSNS(特にTwitter)で自分の合格報告をしている様子を見かけます。
この光景は、中学受験でも見かける話で、小6の子供さんが受験生で、親御さんが日記代わりにSNSで通塾の様子や受験日当日のこと、合格発表の結果を書いている方を多く見かけます。
子供さん同士の中学受験でのネットトラブルは少ないものの、大人同士つまり親御さんのSNSでの中学受験に関することを取り上げて、大きなトラブルへと発展しているケースは多々あります。
では、中学受験関連でのSNS利用で、気をつけて欲しい点を紹介していきます。
SNSは一旦トラブルへ発展すると大人でも解決が非常に難しい

大人の世界でも、SNSの扱いは非常に難しく、特にTwitterは拡散力が非常に強いです。
冗談で書いたつもりが、誰かの心を荒ぶらせて、伝言ゲームで伝わり、同時に尾ビレがついて大炎上します。
最近のニュースを見ていると、SNSがきっかけで大きな話題になっているケースさえあります。
大炎上した元ネタを書いた人を特定することは簡単で、最後には取り消しが難しいサイトに書かれてしまうこともあります。
一度書いたもの(撮影したもの)が「危険な話だった」と気がついて削除しても、誰かがスクショを撮っていると、どんどん家族の個人情報までたどりついてしまいます。
嫌がらせなどの削除依頼は、有名人の事件以降ハードルは低くなったとはいえ、一旦流した情報は永遠にどこかに残るのがネット界なのです。
どうして中学受験でのSNSは気をつけなければいけないの?
SNSは誰もがみることができて、同じ境遇の人と繋がりやすいメリットがあります。
ただ、SNSは「どこの誰か?」という匿名性があり、相手の情報を信用していいのかは、相手とのやりとりでしかわかりません。

本当に中学受験仲間だったとしても、受験先のことを知った時や自分にとって嫌なことを書かれると、結構ストレスがかかり、ストレスを子供にぶつけてしまって、中学受験に支障が出てきます。
同時に、中学受験を否定する人もいるので、プロフに「中受〇〇組」など書いていると、嫌がらせを受けやすくなります。
嫌がらせや余計なストレスを抱えないためには、SNSを通じた「中学受験仲間」はあまり作らない・細かい情報を見せないのが大切なのです。
中学受験でトラブルになりやすいSNSでの利用方法とは?回避する方法は?

中学受験をするご家庭の親御さんが、SNSを利用する目的としては、
と、「見えない全国の誰かと繋がりたい、情報を共有したい」気持ちから利用している傾向があります。
情報共有をするのはいいのですが、知らないうちに、「うちの子はこんなに大変なんだ」や「我が家の中学受験の様子を知らせたい」というご自身では気づかない「承認欲求」が生まれていきます。
すると、露出度があがり、個人特定されやすいことや写真を公開する方向につながります。
些細なことだけれども、中学受験がらみで載せてはいけないものは?
私が過去に見たり、怖い思いをされた方からの話をまとめると、
- 子供の通塾姿の写真で塾名を特定されて、つきまといを受けた
- お父さんが車で塾まで迎えに行った写真から塾がバレて、家まで特定されそうになった
- 成績自慢と思われる成績表の写真(一番嫌われます)
- 子供さんの顔写真(無加工)入り受験票を投稿
- 受験日当日に入校する我が子の写真を撮影。画像処理しなかった為、見知らぬ人からDMで「同じ学校でしたね」と書いていて気持ち悪かった
- 校庭で合否発表がされた時に記念撮影をし、受験番号を指差しして撮影して、誹謗中傷の書き込みをされた
- ネットでの合否発表を撮影。画像をSNSで公開する際に、受験番号や名前を隠さなかった
など多数あります。
中学受験絡みでトラブルに発展しやすいのは、「画像つき投稿」がほとんどです。
例えば、通塾に持たせる写真投稿で、つい塾の情報を書いてしまって、塾や志望校までたどりつくこともできます。

画像はつけていないけれど、イニシャルや隠語での文章のみ投稿も、わかる人にはわかるので、頻繁に文章のみの投稿も気をつけるべきなのです。
中学受験でのSNS利用でトラブルにならない方法は?
結論から言えば「子供さんの中学受験のことをSNSで公開しない!」です。

実にシンプルなことですが、どんなに言葉をにごした表現でも、わかる人にはわかってしまいます。
裏を返せば、お母さん(お父さん)の「承認欲求」の強さの問題で、「うちの家庭はこんなに大変なんだ」とアピールしていると取られてしまいます。
どうしてもSNSで子供さんの中学受験のことを伝えたいと思う方は、
- 子供さんの通塾カバンや塾周りの風景が入った写真を公開しない
- 塾での成績表や顔写真入りの受験票やは絶対に載せない
- 受験校や志望校を訪れたことに触れない
- 合格発表の様子やネットで合否確認をした画像を載せない
- イニシャルや隠語でもわかる人がいることに注意する
最低、この5つに気をつければ、大きなトラブルに巻き込まれないでしょう。
スタンプなどで顔や受験番号を隠す方法はある反面、消すアプリがあるので、子供さんの顔をスタンプなどで隠しても消すことができます。
具体的なアプリはここでは紹介しませんが、どんなに隠そうと外せる方法があることは知っておきましょう。
中学受験でのSNS利用は慎重に。注意して利用すれば有益情報はあるよ

「私、もしかしてやっているかも」と青ざめる方はいるかもしれませんが、今から気をつければ大丈夫なことです。
特に受験本番が近づくと、両親でイライラして普段はやらないことを、思わずSNSでやってしまうかもしれませんが、投稿完了させる前に考えてみるのです。
「この投稿って、子供や家族を怖い目に合わせないか?それとも共感してくれるか?」
と一呼吸入れてみましょう。
私自身、子供の中学受験時に成績のことでイライラして、つい子供に厳しくした経験があります。
当時は、SNSでの親繋がりはほとんどなかったのですが、今のSNSを見ていると「これは誰かのためにいいことをしているの?」と疑う画像が多いです。
SNSは匿名性が高いので、「この人は本当にいるのか?中学受験をさせる子供がいるのか?」と不安材料はありますし、自分の子供のことで悩んでいる時に、自慢話は「マウンティングされている」と考えて、イライラの原因になります。
イライラは子供さんへの八つ当たりになるし、全く中学受験で「合格」をいただく道につながりにくくなります。
嫌な時は見なくていいし、利用しなくていい。
どうしても中学受験の繋がりをSNSに求める場合は、利用方法に十分気をつけてくださいね。
最後になりますが、子供さん向けでも大人のSNS利用に十分通じる本を紹介して、今回は終わりにします。
著作権については、大人が十分知っておくとよいでしょう。
では!
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