「ぺんぺんのペタペタ知識欲」のペン姉さん(@penpenwaker231)です。
こんにちは。
「同じ塾のお母さん、お迎えの時につらそう」
「中学受験をするクラスメイトのお母さんの様子が変なの」
「つらそうだからお茶でも誘いたいけれど声をかけづらい」
中学受験をするお母さん同士で、体調のすぐれないお母さんについて話は時々聞かれます。
中学受験専門の雑誌で「受験うつ」について取り上げられて、子供の心に影響すると言われています。
子供さんの中学受験期間のうつ状態は知られているけれど、最近お母さんの「受験うつ」を知られるようになりました。
お母さんが先につらくなると子供さんも引き込まれて、親子関係にも影響は出ます。
中学受験でキーパーソンになるお母さんの心のケアや「受験うつ」の対応について解説します。
<この記事でわかること>
・中学受験期のお母さんのストレスは大きい
・つらそうな時は早めに休養と専門医への受診を
・お母さんの不調時はお互いでサポート
・中学受験で完璧を求めない、責めない
お母さんの異変や体調不良。すぐに休養と病院受診を!
昔は子供の体調不良対策は大きく紹介されていました。
ごく普通の中学受験に親子で取り組み始めたお母さんはどうでしょう?
それほど母親の受験期の心身不調を取り上げる話は少なかったです。
最近になり中学受験期に子供のうつと同時に、親年代の受診者も並行して増えている結果が出ています。
子供の場合で2016年から精神科医の医院のブログや大手教育雑誌でも「受験うつ」について、取り上げられるようになりました。
受験での競争で親子で疲れ果てて、発症するケースが多いのです。
突然怒り出す行動や不眠など、普段のお母さんとは違う様子が長く続く場合は早めに病院を受診しましょう。
心身を休めるために一旦中学受験のことは忘れて休養を
疲れ切った心と体を休めるために、一旦中学受験のことは忘れて休養を十分取りましょう。
子供さんの中学受験に寄り添いたいし、不安を感じると思います。
しかし、お母さんが倒れてしまってはご家族の心配となり、特に子供さんの心配度は高くなります。
普段からご家族で中学受験について話し合いをしておくと、親御さんのいずれかで休養を必要とした場合に安心して休養しやすくなります。
早めに気づいて対応していると回復は早い
お母さんの体調面の変化に気づいて、適切な対応をすると疲れ切った心と体の回復は早いです。
休養を取らないまま「何がなんでも私が頑張る」とお母さんの体調は戻りにくいです。
専門病院でお薬をいただいていても回復は難しくなります。
とにかく、日頃から家族間のコミュニケーションをしっかりとり、安心してお母さんの休養期間を取れるようにしましょう。
塾弁の支度や日頃の家事で困ることはあるかもしれません。
困った時は、お父さんや子供さんだけで頑張るのではなく、実家に頼れるのなら相談して、一時的にでも助けていただくとよいです。
宅配サービスやコンビニやスーパーの惣菜を上手に使って手を抜くのもひとつの手段です。
手を抜けるところは抜いても問題なしですし、手をたまには抜くことも大事です。
なぜ中学受験をするお母さんに「受験うつ」が出やすいのか?
中学受験は様々な受験とは違い、なにかと受験準備対応をお母さん主導で対応する受験です。
最近はお父さんも中学受験に対して熱心になる方はいるけれど、手続き類はほとんどお母さんでなければできないことばかりではないでしょうか?
塾からの成績相談や懇談会は平日の昼間に行われやすく、お父さんはフリーランスや自営業でなければ塾の先生と会うのは少ないと思われます。
共働きである家庭でも、塾や志望校との対応はお母さんばかりになりやすく、成績のことも一番知っているのはお母さん。
誰にも相談できずに一喜一憂して悩んでしまいやすいのです。
几帳面でまじめなお母さんほど要注意!
生まれ持った性格のため、なかなかご自身では気がつかないと思われます。
几帳面でまじめなお母さんほど、中学受験での対応には気をつけたいです。
几帳面さから「そんなに深く考えなくてもいいこと」にも反応しやすい傾向はあります。
成績の変動はどうしても出てくるし、子供さんにも気持ちはあるので、思うように行かないことはあります。
塾から何か注意を受けたとしても、おおらかに受け止めて、深く悩まないでください。
何事にも完璧さやを求める
「完璧でなんでもできる人」は、まずいません。
小学生の子供さんに「完璧にこれをやりなさい」と親からいうのはどうでしょう?
子供さんは塾で叱られてつらいのにお母さんに甘えて話を聞いて欲しい時間はあります。
子供は甘えたいのに叱られると反発するようになります。
反発すればするほど親子の関係は悪くなって、お母さんは子供への対応に悩んで気落ちします。
絶対に「全ての問題を完璧に解く」という圧力は家庭ではしなくてよく、何もかも完璧でない方が人間としてはよいのです。
中学受験でお母さんが「受験うつ」にならない大事なこと
几帳面でまじめなお母さんほど、いつのまにか子供に期待をかけすぎてしまう傾向はあります。
しかし、適度にお母さんは力を抜いてよくて、子供さんをおおらかに見守り困った時に助ける立場になるのがベストです。
家族のおおらかな存在であるお母さんが中学受験で「受験うつ」にならないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
気になることはたくさんあるけれど深入りはしない
成績のことや受験校の話はお母さん対象で話はくるでしょう。
話を聞いて「自分の子供は大丈夫かな?」と悩むことはあります。
説明会で周りの親子に引け目を感じるときはあります。
「我が家はこの学校にはいけない」と思うかもしれません。
でも、中身を開けてみるとそれほど自分達は何も問題はなく、過剰に心配しなくていいのです。
人間は深く物事を考えやすいものですけれど、実はそんなに悩まなくてもうまくいく時はいくので気にしなくて大丈夫。
おおらかに思い詰めないようにしましょう。
思い通りに行かない時は必ずある
大人でもあるけれど、子供の方が成長期の中で大失敗をする機会はたくさんあります。
失敗から学ぶことは大きいので、親はその失敗を注意しながらも温かく受け止めるのは大事でしょう。
親の思い通りに行かないことは多々あります。
思い通りにいく方が怖いものです。
中学受験にチャレンジする中で、多々親の思いから外れる行動や話はあり、子供とけんかする機会もあります。
けんかをしたりして親はしょんぼりはします。
しかし、親子で精神的に成長していくので、受験で思い通りにいかないと悩まず「考え直す機会かな?」ととらえれば楽でしょう。
病院だけでは回復しない場合はカウンセリング利用も考えて
専門病院に通院をして、薬をいただいたものの「なんだか気持ちが重い」というお母さんは少なくありません。
今まで頑張りすぎて、辛さを吐き出す場所がなかったのが、体に現れやすいものです。
病院によっては、提携しているカウンセリングルームを紹介してくれる場合はあります。
しかし、たいていの病院では紹介がないケースが多いです。
「誰とも会いたくない」
「中学受験で疲れ切ったことを知られたくない」
というお母さんはいるでしょう。
最近はオンラインでカウンセリングを受けることができるところはあります。
心が辛い時に他人と話すのは相当疲れますが、吐き出すことで徐々に気持ちが楽になります。
会員登録が必要になりますが、
「誰にも知られたくない」
「気軽に話ができる心理士さんがいい」
という方には24時間ご予約可能!オンラインカウンセリング【メザニン】
をお勧めします。
365日対応してくださるので、気が合う心理士と出会えれば、今までの心の辛さは楽になるでしょう。
まとめとして。思い通りに行かないけれど責めないことは大事!
中学受験は「こうしなければ合格できない」という絶対的ルールはありません。
失敗もあるし、親の思うように行かない方が多いと経験から感じました。
お母さんの様子がしんどそうな場合は、早めに専門病院を受診して休養してください。
特に子供さんの不安な気持ちに影響が出るの、対策は早めに!
子供さんの成績などでお母さんが悩み、ご自身を追い込んではいけません。
たまには、気を楽にする時間を設けて上手に親子で受験を乗り越えましょう。
↓こちらの参考図書もどうぞ!