こんにちは。「ペンペンのペタペタ知識欲」のペン姉さん(@penpenwaker231)です。
もう気がつけば、中学受験本番の時期に近づきましたね?
冬季講習や年末年始講習の案内や手続きで、ご家族で忙しくなるかと思います。
実は子供さんが頑張っているそばで、お母さんが精神的に追い詰められて「うつ病」を発症するケースがあります。
以前はそれほどお母さんの「中学受験うつ」は取り上げられなかったけれど、実際に経験された方からの声が増えています。
どんどん加熱する「中学受験」の中でご家族が精神的に参ったり、既に療養している場合どうすればよいかを紹介します。
昔からあったけれどコロナ禍で取り上げられた「中学受験うつ」

昔は、大きく受験関連での「精神疾患」は取り上げられることはありませんでした。
コロナ禍での自粛生活でなぜか心療内科や精神科を受診する人が増えて、予約を取るのに2〜3ヶ月かかるといわれています。
ごく普通の中学受験に親子で取り組み始めたお母さんはどうでしょう?
コロナ禍で自分や家族が感染しないか心配なのに、中学受験本番まで子供さんの学力や金銭面を考えるのは大人で特にお母さんがメインになって考えることが多いですよね。
訳のわからない「中学受験攻略」をどうすればいいか、誰か相談相手がいればいいけれど簡単に誰かに打ち明けるなんてできないので、メンタル面に負荷は相当かかります。
メンタルサポートを受けることはなく、自分の精神力と家族の協力でしか乗り越えるのはしんどいです。
中学受験は、子供さん自身もストレスはかかりますが、親御さん(特にお母さん)は、塾で知り合ったお母さんからのマウンティングや嫌がらせ、先生からの指導で心が疲れ切ってしまうことは多いです。
中学受験に関しては、さまざまな問題を抱えているので、注意することは多々あります。

中学受験って、どうしても「うちの子が一番」って考え方が生まれやすい世界なんですよね。
それは別に悪いものでもなく、よいものでもなく、人間が我が子に対して期待をすることの裏返しの行為なんです。
中学受験を狙ってそうなお母さんとの付き合いは、精神的に負担がかかるのは知っていました。
付きまとわれるほど、対応に困った経験から、あえて親同士の付き合いは避けました。
子供の成績のことで塾の先生から「ちょっとご相談が」と呼び止められて、プレッシャーをかけられるので、ストレスは少しは溜まっていきましたね。
子供や夫には伝わらない母親のもどかしさ
母親は「子供には頑張って欲しい。良い学校へ合格して欲しい」ともやもやし始めます。
でも、実際の成績は母親が思うレベルに達していない、しかも受験前で達していないことも多いんです。
その不満を、子供にぶつけることは簡単です。それでは何も解決しない。子供の心を簡単に傷つけて、学力低下に繋がります。
夫が早くお母さんの心痛を察していれば、手の施し様はあるけれど、教育のことを全て妻に投げている方は意外と多く、合格した時に自分の手柄だとする家庭さえあります。
子供や夫にいえない悩み・苦しみ、お母さんは誰に伝えればいいのでしょうか?
そして、悩みや苦しみは精神面に少しずつ現れてきます。
こういう症状が出れば、すぐに心療内科・精神科を受診。そして休養を!

お母さんの様子を見ていて、こういう症状が出ていれば、心療内科を受診して、少しでも気持ちを休ませてあげてください。
- 不眠症状
- 食欲不振で食事を取らない
- 理由もなく涙が溢れる。突然の大泣き。
- 掃除や家事を一切しない、家が荒れる
- 受験の話をすると、怒り出す。
- 子供が疲れていても勉強を強要する
悪化する前に受診して、投薬療法やカウンセリングで改善されていきます。
しばらくの間ご実家に頼れるようであれば、お母さんが少しでも休める環境を作ってあげてください。
お母さんだけが頑張る必要はない。困った時はみんなで助け合い
うつ状態もしくはうつ病を発症してしまったお母さんが立ち直るには、少し時間はかかります。
ご家族の助けなしには回復は難しいけれど、ご自身で立ち直ってくことも大事です。
作家の鳥居りんこさんさんが、中学受験についてnoteと言う場所に感想などを書いていらっしゃいます。
※noteは無料版noteなら会員にならなくても読めます。有料版は会員になる必要があるのでご注意を!
他にもnoteには、中学受験を経験した子供さん(中学生以上は有料は出せないけれど、無料版は書いても大丈夫)が、自分の中学受験での葛藤を書いているnoteもあります。
興味のある方は、ぜひ検索して読んでみるのもよいかと思います。
既に精神疾患を抱えながらもサポート受けて頑張るご家族もいますよ

実は、筆者である私自身がうつ病で闘病していて、子供と中学受験に挑み合格しています。
我が子を産んで1年後にうつ病を発症し、すぐに専門医を受診しました。
住んでいた学区の問題で、中学受験を決めたのですが大手塾でのお母さんとは説明会の時点で馴染めないと判断し、自分が高校受験で通った塾が中学受験対応をしていると知り相談しました。
事情を全て話し、私がお世話になった先生の名前などをお話ししたところ、本部にいる恩師の先生からの指示もあり、他の生徒さんもいるけれど配慮は十分するとお話しをいただきました。
事情を知った担当の先生方は「お母さんのご事情を踏まえながらサポートさせていただきます」と聞いたときは心強かったです。
さらに、私の主治医が理解ある先生で「中学受験って大変やぞ!いけるか!」と確認してくれた時に、「頑張って乗り切りたい!」と返事した途端
「そしたらね、全力で精神面は僕がサポートする!」
と言ってくだっさったので、辛い時も乗り切ることができました。
夫・私の実家、塾の先生方や主治医の協力なしでは、中学受験のプレッシャーを乗り越えるなんてできなかったと思います。
中学受験を成功させる秘訣は「ひとりで何もかも抱え込まない」が大事なのではないでしょうか?
まとめとして。必要以上に自分を責めないで

家庭状況によってはひとり親で中学受験を目指しているご家庭はあるかと思います。
頑張り親御さんは尊敬します。
ところが、子供さんを追い詰めるまでの精神状態になっては、子供さんは親御さんの顔を見て成績が上がりにくくなります。
子供さんの成績を伸ばすのは、親御さん、特にお母さんの力は大切。
お母さんが精神的に参ってしまうと、家庭は落ち着かない状態になります。
中学受験は、親御さんの精神安定と精神力も必要な世界で、決してストレスと貯めることなく、たまには息抜きをして、心を大事にしてくださいね。
中学受験で悩むのはお母さんが多いので、お母さんが少しでも気をわず、ご自身を追い詰めないようにする本が出ています。
「これはいい!」と思った本を紹介しましたので、1冊でも読んでみられることをお勧めします。
では!