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中学受験に数学の方程式を使ってもいいの?いけないの?

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こんにちは。ペン姉さん(@penpenwaker231)です。

この記事を公開している頃は、12月受験開始の子供さん達は追い込みや受験校の出題問題の確認シーズンかと思います。

そして、1月〜2月にかけて受験するご家庭は、子供さんの体調や学力にもやもやし始めたり、入試説明会に走っている頃だと思います。

わたし
わたし
我が家は11月は算数の成績のあげ方のことで悩んだかな?

今は一番得意になった数学ですが、小学生の時の娘は算数が一番苦手としていた科目です。

最近のネットニュースで「中学受験での算数のあり方」という記事を多数見かけたので、気になって色々と追いかけてみました。

我が家が中学受験に挑戦してからもう10年経たないうちに、中学受験の「算数」のあり方に大きな波が出そうな予感です。

それは、中学生以降で学ぶ「方程式」を中学受験では使っていいかどうかです!

以前から議論されているのは知っていましたが、表面化したのは初めてではないでしょうか?

なぜ中学受験で方程式のことで話題になるのかを解説しましょう。

2019年にはすでに問題視されていた!方程式を教えるか否か?

我が家の娘が中学受験を終えて入学したのが2017年。

当時の中学受験の算数の指導は、塾側から「絶対に方程式は教えないでください」と注意されていました。

中学受験の算数の世界は、本当なら中学生もしくは高1レベルなのですが、その問題を小学生が解くのです。

少し古い本になりますが、子供が解いているであろう中学受験の算数を理解したくて読んだ本があります。


特殊算と呼ばれる中学受験でしか触れることはないだろうというものなんて、方程式を使ったほうが絶対楽だと思います。

それでも、塾側からは「家で教えられる人がいても教えないで」と注意されました。

小学生で方程式をなぜ教えない?理由は「数学を理解できるかできないか?」

2019年に中学入試問題について取り上げられるまでの考え方は「小学校で教わる算数の世界で中学入試の算数問題を解く」でした。

塾からも「理系大好きの親御さんは子供さんに教えてくても教えないで」と言われるほどでした。

本当は塾の先生だって「方程式を使ったり、中学の数学を教えれば楽勝じゃないの?」と思いながらも指導していたかもしれませんね。

それでも教えないのは「小学生の子供が数学の世界を理解できるか?」です。

特に小5生以降の生徒で集団指導をしていれば、個人差があるので理解できる生徒とできない生徒に分かれます。

分かれてしまうと、生徒全体のモチベーションが下がってしまう可能性は出てきますよね?

公文式の先取り指導はどう?数学の世界に入っていけてるのかどうか?

公文式は私の叔母が教室を開いていたので、実際の指導は知っています。

子供の理解力・習得力で、実際の学年より上の問題や課題に取り組む子供さんは結構みかけます。

わたし
わたし
何通りもの数式を組み立てるから楽しかったよ。だから一学年上の問題をしていた時期はあったかな?その後やめたけれどね。

よく有名な方がCMに登場していますが、公文式は先生のリードと子供さんの地頭次第では、かなり実際の学年より上の問題を解いていて、数学の才能が開花する子は少数ながらいます。

ただし、公文式や先取り指導するプリント学習塾では、指導する先生次第で子供さんの才能や勉強へのやる気を潰すことはあります。

指導者が数学を得意としていて、マニュアル通りではない指導ができる方ならいいのです。

たまに全く指導できない先生はいるので、公文式が完全に数学に対して素晴らしいとは言い切れないのです。

小学校での指導で戸惑う。中学受験予定の子供達をどう扱っているか?塾での対応は?

中学受験に向けた勉強スピードは、小学校の実学年を越えた先取り授業がほとんどで、小6の始めには小学校で教わる算数を終えます。

そして、受験予定校に合わせた指導を始めます。

先取り授業をするということは、小学校での授業内容との差が出てきますよね。

中には学校でのテストですでに知っている中1レベルの漢字や計算をさっとこなしてしまう子供さんは出てきます。

クラスのほとんどの生徒が中学受験をする地域では、学校の先生は黙認するのですが、地方の小学校や中学受験の考えに否定的な先生にあたると、嫌がらせなど問題は出てきます。

我が家の体験談。小5〜小6で我が家の子供が受けた対応

我が子は、小4から中学受験対応塾(私が高校受験でお世話になった塾)に入塾しました。

小4時は、成績は普通で当初入学させたい学校があり、入塾時や小4時の成績では合格可能と判定されていました。

小5からの担任からが大変で、後で同級生のお母さんからの話では「中学受験否定派」と聞き驚きました。

なかなか採点したテスト返却がないと聞いたので、学校に連絡し、溜まっていた採点済みテストを返していただきました。

それからが大変。

子供の成績の評価がテストの採点と食い違いがあり、満点を常にとっていた算数なのに、期末の個人懇談会で見せられる成績表は「がんばりましょう」の最低評価でした。

学校長にも証拠となるテストと成績表を見せて「正当評価に戻してほしい」と申し出ましたが、覆ることはありませんでした。

その後、テストでも正当な答えを書いているのに0点にされるしで、どう対応すればいいのかわからなくなりました。

成績もダウン。いじめにも遭い、塾と共同戦線をとった結果は?

塾でのテストにも影響が出始め、校舎の先生から呼び出しもありました。

塾の先生方は担当の生徒の様子をよく見ています。

塾の学年主任
塾の学年主任
成績はガタ落ちですし、笑顔がなくなってるのですが、何かありましたか?

先生から言われて気づいたのは、笑顔がなくなり、よく怒っていました。

その時に、思い切って学校でのことを全て話してみると「あ!中学受験する子と見破ってますね。お母さん、私どもがサポートするので負けないでください」と、塾と共同戦線で学校と中学受験を乗り切ることにしました。

その後、運動会の練習で怪我をして、運動会の全ての競技に参加できなくなってから、体調不良が続きました。

ついに11月末に過呼吸を頻繁に起こすようになり「実はいじめを受けていて、今もいじめられている」と告白してくれました。

詳細ないじめられ方は書きませんが、かなりひどいいじめでした。

原因は組み立て体操での怪我で、当時の運動会で行われる組み立て体操も問題化していた時期です。

当時の問題はこの本をご参照ください。

 

学校は不登校にし、私が学校と先生との話し合いし、子供は塾で先生方が学校のことを忘れるぐらいにしっかりと指導してくださいました。

その際に「もし興味があるなら中学の方程式を勉強してみる?」と、子供が算数好きなのを知っていての対応をしてくださいました。

結局は、受験校をワンランク下げて、一度学校見学会も行きプレテストも受けた学校を受験して合格しました。

学校見学会の時に、算数の体験授業を受けた際に「うちの学校はね、これは必ず出すから覚えておいてね」とネタバラシはありました。

方程式のことは理解できていたのですが、使うほどの世界ではなかったそうです。

しかし、学校では教えてくれない世界を見せてくれた塾のおかげで、いじめで受けた痛みを楽にしてくれたと話してくれました。

塾としても小学校とのレベル差を考えてしまうと悩むことである算数と数学の世界

中学受験専門塾では、さらに上の中学生クラスってないんですよね。

中学受験に関しては、今までの基本は「小学生で習う範囲内で中学生レベルの難問を解く」でした。

しかし、一部の生徒で試しに方程式や中学から習う「数学」の世界にすぐに入れる生徒さんは一定数います。

集団指導をしている塾では、一律で数学を教えることは難しく、基礎となる算数をしっかりマスターさせるべきという考えはあまり変わってはいないのが現状です。

え!意外と数学のワザを使っていいと認める学校や塾はある!

私はたまたまSNSで知った話で、本当なのかを調べた結果「方程式を使っていいよ」と認める学校があると知りました。

はっきり明言したのは、関西では超難関校と言われる「灘中」で、教頭先生自らが認めています。

方程式も正しければマル。正しいものをバツにする理由がない。児童が勉強を先に進めてはダメな理由もありません。
<インタビューより一部抜粋、後程元記事を紹介します>

有名中学受験塾でも「方程式を使っても減点にする私立中学はない」と話していて、かえって数学の世界に入りたい子の才能を奪うことの方が問題だと指摘しています。

私も、子供が飲み込めることなら教えてもいいのではないかと思うのですが、目の上のたんこぶとして「小学校での指導」があるから、子供の頭の成長にはあまりよくないのではないかと思うのです。

よく見かける。正解なのに間違い認定される「小学校算数」

よくSNSで「これって正しい解き方なのに、どうして間違いにされるの?」と画像を公開されている親御さんを見かけます。

親からみると、何も間違えていないのに「間違いだ!」とされているんですよね。

私も経験があり「どこをどう間違えなんでしょうか?」と聞きに行きました。

結局、私がおかしいのかと考え込んでしまい、塾の先生に見ていただいたところ

塾の先生
塾の先生
これって絶対正解ですよ。これって担任の先生はどう説明されましたか?

塾の先生まで悩むことになりました。

どこでどう歯車が狂っているのかはわかりませんが、「こうしなければいけない!」という形に当てはめた指導方法では、伸び代がある生徒さんの才能を潰すことは間違い無いでしょう。

結論。子供の主体性や興味を奪わない指導を考えて!

中学受験に臨む子供さんにとって、小学校での指導と塾での指導にギャップを感じて、どう対応していけばいいか悩むことは多々あります。

今回は方程式について取り上げましたが、国語においても先取りで知っている漢字を使えば減点されるケースがあります。

中学受験生でもトップクラスの子供さんともなれば、小学校の授業は逆につらかったのではないでしょうか?

中学受験については、最近漫画がドラマ化されて興味を引く親御さんはいますが、実際は大真面目に学校とのギャップに親子で悩むものでした。

子供のいいところを奪うような先生がいるのは問題ですが、社会全体が子供が「これはできるよ!」という自主性を尊重し、興味のあることをどんどんさせてあげるのが一番ではないでしょうか?

なかなか親がどこまで教えるべきかと考える問題ですが、これから先は親も少し自分がどうやって勉強してきたかを思い出しながら、勉強について子供と二人三脚をしていきましょう。

 

 

ABOUT ME
ペン姉さん
大阪生まれ・大阪育ちの主婦。 2017年に子供を中学受験させました。 習字と囲碁とフルート演奏を趣味にしています。 Amazonアソシエイトプログラムに参加中。