「ぺんぺんのペタペタ知識欲」のペン姉さん(@penpenwaker231)です。
こんにちは。
中学受験が終わりに入ると、
「塾へのお礼ってしなきゃいけないの?」
「塾へどういうものを送ればいいのかしら?」
「全て不合格なのに、お礼はしなきゃいけないの?」
と塾へのお礼について困惑するご家庭は多いです。
子供本人の実力だけれど、伸ばしてくれたのは塾の存在は大きいかと思います。
全て不合格だった場合は、塾へはお礼を渡すべきかは非常に悩む点でしょう。
では、中学受験終了後に塾へお礼を渡すべきかを実例に基づいて紹介します。
<これを読んでわかること>
- 基本お礼の品は塾に渡さなくてもよい
- どうしても渡したい場合は塾の形態で贈る品物に注意する
- 合間に少しつまめるお菓子類は喜ばれる
- 不合格でもお礼には伺うようにする
- 一番喜ぶのは生徒からのお礼の手紙
基本としてはお礼の品は渡さなくてもいい。どうしても渡したい場合は塾の形態で注意は必要
基本は塾へお礼品を渡す必要はありません。
塾は指導した生徒の合否報告を楽しみにしていて、たとえ生徒の思うような結果でなくても誉めたいのです。
ご家庭に余計な負担をかけたくない気持ちはあるので、お礼といっても手紙や来塾して子供からのお礼の声を聞くだけで十分。
という声はあります。
もちろん、お礼品を贈りたいなら贈っても大丈夫です。
しかし、塾の先生方にお礼品を贈るには気をつけたい点はあります。
お礼の品を渡すタイミングは受験校合格発表後か退塾するとき
さて、お礼の品物や手紙を渡すのによいタイミングはいつでしょう?
受験校合格発表後か退塾する時のいずれかがよいです。
塾の新学期は2〜3月がほとんどですが、小6生の場合は一応3月末までは在籍扱いになります。
退塾の時期については塾ごとで異なる場合はあるので、受験終了後に退塾扱いになる日は事前に聞いておきましょう。
塾の事務員や先生方が来るのは、お昼以降が多く午後3時以降が先生方の出勤が多いです。
高校受験を受け持つ塾はあり、高校受験は2月以降から忙しくなり中学生のケアも同時進行で塾は行っているのです。
中学受験が終わっても塾は常に忙しいため、事前に連絡して都合のよい日時にお伺いしましょう。
親子で訪問してよいですし、お母さんだけで訪問してかまいません。
服装は普段の通塾スタイルで十分です。
大手塾では金銭・商品券を含めたお礼品は受け取らない。例外としてお菓子類は喜ばれる
大手塾では受験前に
「合格発表後や退塾時に、保護者からのお礼品はご遠慮いただいております」
と告知しているケースが多いです。
すでに授業料の中に「先生へのお礼」の金額が含まれているので、合格発表後のお礼は受け取らないと決めているのでしょう。
どうしてもお世話になった先生や塾の皆さんへお礼をした場合は、金銭やギフト券はやめておきましょう。
一番よいのが3000〜5000円程度の個別包装しているお菓子セットは、大変喜ばれます。
下の品物のような個別包装のお菓子は人気はあります。
お酒やジュース系のセットは分けにくいし、塾全ての方に行き渡りません。
車や自転車で塾に来ている先生はいるので、お酒類を渡すのは御法度。
お礼品候補からははずしましょう。
先生で食品アレルギーをお持ちの方はいるので、気になる場合は購入前に原材料は見ておくとよいかもしれません。
なぜ個別包装しているお菓子セットが喜ばれるの?
塾の先生方は、昼から出勤して夜遅くまで指導や事務作業をしています。
校舎の責任者の方となれば、受験シーズンになると朝から対応に追われる場合はあります。
次の授業の合間や休憩時間に小腹は減るでしょう。
「ちょっとなにか小腹は減ったけど、何かつまめるものが欲しいな」と、普段は個人でキャンディやチョコなどを持ち込んでいる先生はいます。
忙しい合間に食べれるものとして、お礼の品物でお菓子セットをいただくと嬉しいのです。
「甘いものは嫌われるのでは?」と気になさるお母さんはいるかもしれません。
意外と甘いお菓子を好む先生は多いので、お菓子類を渡しても大丈夫です。
ラッピングやのし書きは必要かというと、ラッピングは最低しておくとよいでしょう。
のし書きは、特に必要はありません。
気になる場合は蝶結びののし紙で「御礼」と苗字をのし紙に書いてもらい、外のしで構いません。
個人塾の場合は?先生次第で金銭系かお菓子類かで分かれる
個人塾の場合は、大手塾と少し変わってきます。
お礼そのものを断っている塾と受け取る塾と分かれます。
先生の方針次第なのではないかと思われますが、ギフト券などの金券や現金を受け取る塾もあります。
現金・ギフト券で渡す場合は、3000円で渡すのは「失礼ではないか」と話すお母さん方は多く、目安としては5000円で用意するとよいでしょう。
金銭やギフト券だと先生がかなり気を遣うので、お菓子類を渡すケースが多いです。
合否発表当日に会話の中で「お礼の品を贈りたいのですが……」とお聞きして用意するしないを決めてもいいでしょう。
全て不合格になった場合でもお礼は渡さなければいけないの?
中学受験ではある「全て不合格」になったご家族は、「不合格なのにお礼しなきゃいけないか」と複雑な気持ちでしょう。
不合格の理由を塾のせいするご家庭はあります。
しかし、先生方も合格できるようにギリギリまで頑張ってくれいたはず。
必ずお礼の品物を渡さなくてもよく、お礼の挨拶や手紙を渡すだけで十分です。
お礼に伺う時は絶対に先生を責めずにお礼はきちんとしましょう
子供の指導を担当した先生方は、不合格になった子供の気持ちはよくわかっています。
毎年毎年いろんな生徒を見ているので、子供さんごとの苦労はよく理解しています。
受験ギリギリまで頑張ってくれた先生へのお礼に、気が進まないかもしれないけれど塾へは行きましょう。
その際のお礼はお菓子類はいいけれど、品物を渡すのがつらければお礼の手紙でもかまいません。
直接先生にご挨拶がつらい時は、受付に預けるなどの対応で大丈夫です。
挨拶に行った際に先生からのひどい発言があったなどがあれば、本部へ連絡してもよい
つい最近SNSで見かけたり聞いた話です。
不合格だったけれどお礼の挨拶に行ったのに、塾の先生からひどい言葉を言われたという話です。
この2〜3年に塾の先生からの暴言問題は出ていて、私も話は聞きました。
ひどい言葉をぶつけられた場合は、簡単に挨拶を済ませてすぐに塾の本部に連絡してください。
本部の電話番号がわからない場合は、塾のホームページの問い合わせページから
- 生徒名と保護者名
- お礼に伺った日
- その際の対応した先生名
- どういうことを受けたか(なるべく詳しく、覚えている範囲でもよい)
- 連絡先(メールか電話、連絡がつきやすい方で)
を記入して送ってください
すぐに塾の本部で対応が始まります。
個人塾でお礼に伺ったのにひどい対応を受けた場合は、お礼の品物を持っていても渡さずに帰っても大丈夫です。
ただし、その場の状況で渡しす方がいいケースはあるので、感情的にならず落ち着いて決めましょう。
実例!中学受験終了後に塾で渡したもの。塾によって指定あり
私も子供を受験させて、後日塾へ伺って先生方にお礼の品物を渡しました。
住んでいる地域では大手でも全国で見れば、小規模だったのではないかと後で感じました。
それでも事前に「金銭類のお礼品はお断り」と通知がありました。
私が子供を受験させた際のお礼品と、そのほかの塾で受け取りOKの実話を紹介します。
我が家の場合。3000円程度のクッキーセットと教科の担当講師へはハンカチタオル
我が家の場合は、先生方と事務員さんの人数を考えて日持ちしやすいクッキーセットにしました。
もちろん、個別包装のものを選んでいます。
品物を買いに行く際、事務員さんから「どういうものが好まれますか?」とお聞きできたので、焼き菓子で個別包装のセットにしました。
事務所に置いておくと、授業の合間につまんでいけると好評だったそうです。
子供は個別指導コースに在籍していたので、強化別の先生には子供から渡しやすいハンカチタオル2枚セットと手紙を渡しています。
※こちらの商品はあくまでも参考なので、先生の好みや教科数で選んでみてください。
中学受験専門の個人塾へ通ったご家庭の場合
子供の小学校での知り合いで、個人塾へ通わせた方からの話です。
個人塾でも中学受験専門にしている塾があり、無事合格。
お礼をするかどうか迷ったけれど、噂で「あの塾はギフト券は受け取るって」と聞き、5000円の全国共通のギフト券を用意したのです。
お礼に伺ったところすんなり受け取ったので、
と話をしてくれました。
「今までの指導のお礼」を金券類で受け取る塾はあると覚えておくとよいでしょう。
塾によっては「こういうものを納めて欲しい」というところも。
すでにご存知の方はいるかもしれません。
かなり大手塾で「伝統化」しているものがあり、合格すれば
「一升瓶の日本酒で子供さんの名前を入れたのし付きで塾に納めて欲しい」
とお願いする塾があるのです。
子供を入塾させる際に事務所に一升瓶が並んでいたのを気にした方はいるのですが、我が子が合格した際に気づくとか。
塾側はお礼で頂いたお酒は飲んでいないと話しているのですが、気になるようであれば無理に指定の品物を渡さなくてもよいと思います。
など上手にお断りして、代わりの品物をお渡ししても大丈夫です。
渡す渡さないは自由だけれどお世話になった気持ちは何かで伝えよう
基本、中学受験後に塾へ「今までお世話になった」と品物を渡す必要はありません。
しかし、大人の礼儀と「今まで一緒に頑張ってくれたから」と何かお礼の品物を渡したいとは思うでしょう。
しかし、昔「教え子からのお手紙をもらえたら嬉しい」と合格の報告へ伺った時に担当の先生から塾側の本音を聞きました。
心のこもった「子供からの言葉」の手紙が、先生としては一番「ここまでよく頑張ってこれた」と自信とこれからの励みになるのです。
中には涙を流しながら読む手紙もあるそうです。
最後になりますが、中学受験終了後のお礼を「渡す・渡さない」はご家庭の判断が全て。
強要されて渡すものではないので、せめて子供からの手紙を渡してお礼としてよいのではないでしょうか?
自分達の塾への気持ち次第で決めるのがよいです。