「ぺんぺんのペタペタ知識欲」のペン姉さん(@penpenwaker231)です。
こんにちは。
私立中学入試の第1波ともいえる関西圏の受験が1月に行われ、すでにSNS上で親御さんからの報告であふれました。
しかし、中学受験の合格報告の中で「全落ち」の話が毎年含まれます。
「あんなに勉強したのに出願校全て落ちた、悔しい」
「中学受験の為に200万円を使ったのに全てダメだったわ」
「ひとつ合格したけれど子供が嫌がって辞退した。全落ちと同じだわ」
なぜ中学受験で「塾にも通い休みなしで勉強したのに全落ち」が出るのでしょうか?
中学受験で通塾した期間や受験にかかった費用から、お父さんやお母さんは悲しさと悔しさは出るでしょう。
しかし、中学受験に対して子供はどう感じたでしょうか?
親と同じ気持ちなのでしょうか?
ところが、中学受験の全落ちしても恥ずかしいことではありません。
実は、子供さんに福に転じる可能性はあるのです。
では、中学受験の全落ち後がなぜ恥ずかしくはないかを解説します。
この記事でわかること
- 中学受験は全落ちしても問題はない
- 中学受験では親子のコミュニケーションは大切
- 受験疲れから子供に負担のかかるスケジュールは禁物
- 中学受験の全落ちは恥ずかしいことではない
中学受験はあくまでも受験経験の第一歩。思い通りにならないのは当然ある。
早くから中学受験専門塾に通い、塾のアドバイスを受けながら中学受験本番に備えていたでしょう。
志望校の見学会などに行き、必死に勉強したのに全て不合格だったのは親子で悔しいかもしれません。
しかし、中学受験の全落ちはよくあることで受験経験はいい経験と見てもいいのです。
初めてとのことなので「中学受験で全落ちした」事実は悔しいでしょう。
受験決定時期について紹介をしていますが、締め切り直前で受験校を変更する子はいます。
急な変更で合格する子はいても不合格者が出るのは、受験ならでは話ではないでしょうか?
中学受験は終わってみると親子での考え方が違ったケースはある。
中学受験を終えて「受験校の全てが不合格」だった子供さんは、普段から親子で話し合いをしていましたか?
塾からたまに親御さんに連絡があり、成績について志望校の変更など打診はあったかと思います。
塾からの話で親子で中学受験について話し合いましたか?
もし話し合いの機会を持たず、塾からのアドバイスも無視して受験したのであれば、今一度子供の気持ちを聞いてみましょう。
実は親子で「行きたかった学校」が違っていたケースが多いのです。
普段から親が自分の希望を子供に押し付けていませんでしたか?
親子で納得できる志望校選びは重要です。
高校受験以降が「子供が自分の将来を決める」ときです
中学受験は親がリードして、子供と二人三脚の受験と言われています。
しかし、親の希望や気持ちが受験校の決定に繋がっていた子はいます。
中学受験で全落ちしたとしても、高校受験以降は「子供の希望と将来の夢」で決めるでしょう。
中学受験での経験が、高校受験以降に反映され親は子供の決定を見守るだけになります。
両親が考えた夢や期待は必ず叶うわけではない。
一部の母親で中学受験にかけたお金ついて悩んでいるお母さんはいます。
中学受験専門塾によっては、1年間にかかる塾代がかなり高額であるケースはあります。
つい子供の成績のために塾側から求められる講習や特別授業に、お金を使いすぎていたのではないでしょうか?
実際は志望校に必要ではなかった特別授業があったかもしれません。
「親の願い・希望」から無理をして将来の学費を食いつぶすまでになれば、どこかでブレーキをかけなければいけないでしょう。
なぜ中学受験で志望校が全て不合格になるのか?
今まで,中学受験は新小3の2〜3月入塾が良いと言われていました。
最近の傾向は、小5で入塾する子や公立中高一貫校を考えて中学受験専門塾に通わずに中学受験する子はいます。
親子で中学受験について考え、合格に向けて取り組んできたでしょう。
しかし、中学受験で全落ちした子や親の話から見れば、親子や塾を含めたコミュニケーションに原因があるかもしれないのです。
子供が本当に行きたい学校を両親に伝えていなかった
親と子供で見学会などに参加して、受験校を決めるはずです。
その時は「中学受験で全落ちなんてありえない」と思ったでしょう。
子供がしっかりした考え方を持っていれば、親との意見の食い違いはなかったかもしれません。
性格にもよるけれど子供が「本当に行きたかった学校」を伝えられずに、受験後を決めた家族はあるはずです。
親子いずれかを責めるのではなく、コミュニケーション不足だったことを思い返してみませんか?
結果が分かってから時間をおいて、今後のことを話し合ってみましょう。
両親と塾とのコミニケーションはしっかり取れていたか?
塾から子供の成績や受験校の偏差値について、細かく話がありませんでしたか?
我が家は、子供が希望する学校の偏差値はそれほどよいものではありませんでした。
しかし、子供の夢を最優先したので塾から呼び出しがあった時、お互いが納得できるようにしっかりと話し合いをしました。
塾によっては子供の成績や偏差値で「塾の評判の為に中学受験の全落ちは避けたい」と追加授業を進めるケースはあります。
偏差値にこだわるあまりに、気がつけば将来の学費まで食いつぶす家庭も。
偏差値や確実な合格を求めて、お金をかけたのに不合格では後悔と悔しさは出るでしょう。
普段から塾とのコミュニケーションを取り、自分たちができる範囲内で合格できる道を作ることが大事です。
無理な受験校選びや入試スケジュールを組んでいなかったか?
中学受験ではお試しとして、11月下旬から試験を始める学校を受験する子はいます。
そして本命を地元の有名校に設定するように指導する塾はあります。
私が子供を受験させる時は「子供の負担を考えて最大5校まで」と受験校の件数を塾で言われました。
最近になり、ある家庭では合計11校を受験させる家庭があるとも聞きます。
関西と関東の私立中学を受験し、北海道や鹿児島の学校を含めて受験する家庭もありました。
落ち着いて考えれば、親子で心身ともに負担はかかるし、金銭面でも大変でしょう。
関東の23区内の受験日2月1日から3日間集中します。
気がつけば過密スケジュールで親子で疲れ切って全落ちにつながる要因になるのではと考えられます。
中学受験で全落ちしてもその後に「福」になった子はいる
中学受験の全落ちを経験した子は、発表後は自分の実力のなさに悲しくなるでしょう。
親も「なぜ全落ちしたのか?自分が悪かったの?」と親自身が自分を責めます。
絶対に子供を責めてはいけません。
ところが、考え方を変えたり塾のアドバイスで救われるケースはあります。
公立中学校へ進学したけれど、中学受験での勉強法が役に立った
中学受験で複数校受験し全落ちし、しばらくの間は誰とも話ができなかった子はいます。
仕方なく地元の公立中学校へ進学となります。
しかし、あきらめきれずに中学受験での説明会で「高等部の指導が良い」と評判が高かった学校を高校受験でリベンジするのです。
中学受験時に「指導力に評判が高い」と聞いていても3年間で、学校の指導方針が変わっている場合があります。
常に最新情報をつかむことは大事です。
中学受験時に「何がいけなかったのか?」を振り返り、親子での話し合いをしっかりした上でしっかり勉強をして、高校受験で希望の学校へ合格している子はいます。
中学受験での失敗は必ず役に立つといえます。
塾に全落ち報告後に勧められた学校を受験して合格。そのほかにも親子で「これでよかった」と思う話もあり
中学受験で親子で頑張ったのに全落ち。
悔しいけれど、塾へ報告へ行った時に
とあまり聞いたことがない私立中高一貫校で、中学受験終了ギリギリの時期だけれども急きょ出願。
結果は合格で、入学してみると見学会に行った全ての学校と違い、自分にはよかったという子はいます。
参考元:東洋経済オンライン-「中学受験で”全落ち”した母子の最終出口」
多くの私立中学を受験し、全落ちを覚悟し大本命の中学校の発表を見に行ったご家庭はあります。
結果として中学受験での全落ちで
と公立中学へ進んでいく子もいます。
もともと地元の公立中学へ進んでから公立高校へ行く方がいい地域はあるので、中学受験の全落ちで悲しむ必要はないのかもしれません。
中学受験で経験した「全落ち」は決して恥ずかしくない!人生の通過点とみよう
中学受験は家族で協力してチャレンジしたことが多いほど、全落ちすると悲しいし今までの苦労が水の泡になり悲しいでしょう。
私の子供が中学受験をし、ある学校の合格発表では校内の掲示板で行われました。
その結果を見た親子でしょうか?
母親が子供を厳しく叱りつけて、子供が泣いている姿を見かけました。
母親はきっと「絶対この学校に合格している」と信じ大きな期待をもっていたのだと思います。
決して中学受験がダメでも、高校や大学の受験勉強に活かせます。
さらに、中学受験での全落ちから親子で学んだことは「人生の経験値」にもなります。
中学受験での結果を「恥ずかしい」と思わずに、親子で学んだこととして、前向きにとらえていきましょう。