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【中学受験】受験校決定時期はいつなの?柔軟に考えて動こう

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中学受験での受験校時期っていつなのか気になりますよね。

一般的には受験年度の1年前と言われていますが、入塾時期から小6の受験ギリギリに決めるご家庭もあります。

我が家は子供を中学受験させましたが、なかなか決まらず、苦労しました。

では、中学受験での受験校決定時期について、経験をもとに詳しく紹介します。

受験校決定時期は一般的には受験年度の1年前。最終決定は出願開始日ギリギリでもOK

 

受験本番

受験校の決定時期は一般的に、受験年度の1年前、つまり5年生の春から夏にかけて考えはじめることが多いです。

ただし、ここはあくまで目安です。

各家庭の受験準備の進行具合や志望校の説明会や見学会での子供さんの反応はもちろん、出願受付開始日ギリギリまで迷うのは当然です。

しかし、最初から考えていた受験校をチャレンジするまでに成績の伸び代がなかった場合などで、急遽受験校を変更しなければいけないこともあります。

目安は小5の春〜夏だけれども、小6の成績などから出願ギリギリまで迷ってもいい理由

受験校によっては、5月に文化祭や体育祭をする学校があり、一般もしくは小5〜小6の子供さんと家族が見学できる機会はあります。

体育祭の看板

同時期に学校内の見学ができる「学校見学会」を、小6だけでなく、小5もしくは小4も対象としている学校もあります。

学校内での事故やトラブル防止、世間で流行している病気の拡大防止の為に、定員ありで事前申し込み制が増えています。
必ず各学校の公式サイトでご確認をお願いします。

ただし、子供さんの成績というのは波があり、小5時点で「ここの学校を受験する」と決めこんでしまうと、成績がガクンと落ちた時の落ち込みは相当ひどいものです。

学力が落ちた時に立ち直そうとムキになると、余計子供さんの心に負担がかかります。

疲れ切った子供

負担がかかれば、合格できるものもできなくなってしまう恐れがあります。

そのため、受験校決定は出願直前まで柔軟に考えて変更しても大丈夫なのです。

早めに受験校を訪問してもいいけれど小6でも問題なし。ただし小5で一度訪問したなら小6でもう一度行こう!

実際に受験校を訪問してみないと、本では知り得ない情報があります。

受験先の見学をしてメモ書きしたのを見て考える母

小5生が受験1年前になるので、早く学校の様子を知っておいて、対策するのはとてもよいかもしれません。

少子化の影響もあり、親が卒業した私立校から「優先的に学校見学会や相談会がありますよ」という案内が届く場合があります。
親世代と教育方針が変わっているケースがあり、親と子供さんとでの志望校のすれ違いが出る恐れはあります。
子供さんとよく話し合って参加の有無を決めるのが無難です。

まだ受験校がはっきり決まっていない小5生の場合は、小6時に見学会などで学校を訪問しても構いません。

実際に我が家の場合は、小5では訪問せずに小6の5月に見学会に行き、最終決定をしたのは候補の学校の説明会が行われた11月でした。

わたし
わたし
小5の時は子供がすごく迷ってたのよ

うちの子
うちの子
小5の時はわからんかったもん

小5で訪問した場合、小6時に受験校の経営者や教育方針、共学化などガラッと変わっている場合があります。

ですから、小6に進級してからもう一度見学会などの受験者向け行事に行くことをお勧めします。

小5で確定さずに子供さんの成績などから出願ギリギリまでに決めても大丈夫

何度も口を酸っぱくして書くのですが、小学生で難題を解く指導を受けている子供さんでも、まだまだ精神面や学力向上には波があります。

親御さんの中には、

あるお母さん
あるお母さん
今成績が悪いのに受験校が決まらないよ

と悩んでいる小5のお母さんは多いです。

小学校生活でのトラブルや、特に高学年に早く出る子がいる「反抗期」で、ちょっとしたことで成績が落ちてしまう場合はあります。

立て直そうと塾の先生は協力しますが、子供さん本人の努力なしでは、成績の改善は難しいです。

頑張って成績アップしようとする様子

小6になっても、うんともすんとも動かない場合はあるので、小5で受験校を確定させずに小6で尚且つ出願開始ギリギリまで待ちましょう。

塾の先生で何年も中学受験の指導をしている先生なら、子供さんにあった学力向上の術を使うかもしれませんが、出願時の成績などで話し合いの上で決めるのが安全です。

では、本当にあった我が家の実例と子供の友達の実例とで紹介します。

我が家の例とある子供さんの例で紹介

中学受験のことを話しながら歩く親子

それでは、実際に我が家の子供が受験した時の話と、塾で友達になった子供さんのお母さんからお聞きできた話を紹介します。

我が家の例。成績が伸びなかったことといじめ問題で急遽変更

我が家の場合は、小4で入塾したので、中学受験準備としては遅れていました。

最初は集団指導組に入ったのですが、性格面で小テストで不合格となると毎回泣くので、先生から「集団指導より個別指導に切り替えた方がいいですね」と打診がありました。

毎回泣かれると、先生としてもつらいのだと思います。

2対1の個別指導に移ってからは、一時成績が伸びたものの、変動が激しく安定するまで時間がかかりました。

小5で私が卒業した母校の見学会や他校の訪問を考え、子供に伝えたところ、

私が決めたい!ほっといて!

親の話を聞くのを嫌がる娘

と言われ、子供の気持ちを聞かないで、先走ってしまっていた自分に気がつきました。

小5の後半あたりから、子供自身で塾でいろいろと先生からおすすめの学校を聞いて、小6になってから私と一緒に見学会に出かけました。

夏以降にはほぼ確定していたのですが、ちょっとしたことからいじめを受ける立場になり、学校を休まざるえなくなりました。

塾の先生とも相談して、確実に子供の学力で通る受験校へ変更したのですが、偶然にも子供が一番気に入っていた学校なのです。

変更したことで、子供にも心の余裕と安心感ができて、無事に合格しました。

塾の友達の例。小4の秋から考え、受験校の選択肢を増やして受験

※この話は、友達のお母様から掲載許可はいただいていますが、個人特定防止のため名前や受験校などは公表しません。

子供の友達は小3の春に入塾し、小4の秋から具体的に親子で受験先を考え始めていたそうです。

なぜかというと、上にお兄ちゃんがいて、中学受験をしたけれど失敗した経験があるので、早めに対策しておこうと決めていたのでした。

小4から情報収集を始めたのは、受験校の選択肢を増やし、変更があった時に受験校を変更が効くように対策をしたのでした。

方針を変える

上のお兄ちゃんの中学受験失敗は、性格がのんびりやさんで成績の問題が出たと気づくのが遅くて、塾の先生とも相談しながら対応したけれど、間に合わなかったからでした。

子供さんの性格によるのですが、下の子供さんはお兄ちゃんの受験失敗を見ています。

自分は中学受験をするとしても、早めに準備をして、困ったことがあれば、お母さんや塾の先生と相談して、早めに受験先を切り替えていました。

その結果、ギリギリまで迷った末に複数校受験で、第2志望の学校に合格しています。

中学受験での受験校決定で注意しておきたいこと

親子で中学受験を考えるイメージ

中学受験での受験校決定時期は、小5とはいうけれど、注意しなければいけない点はあります。

まだまだ学力が安定せず精神的にも未熟な時期に、大きな壁となる「中学受験」をします。

当然精神の成長が未熟な子供さんが「もう無理!」とつらそうなサイン(例えば体調や行動)は誰でも出る可能性はあります。

では、受験校決定で注意するべき点を紹介しましょう。

学力変動や志向の変化で子供さんが対応できなくなる

子供の学力は常に一定というわけではなく、波があって当たり前で、好みや将来の志の変化があって当然です。

私の子供は、入塾したての時は「共学校でレベルの高い学校」を希望していましたが、学校見学会で校内を見た時に、

うちの子
うちの子
何か授業についていけなさそう

と思い描いていた学校のイメージとは違ったらしく、最初に考えた学校は願書だけはもらって帰りました。

別の日に「ここが気になる」という学校の見学会へ参加しました。

女子校で挨拶がしっかりできていて、見に行きたい教室や模擬授業の教室がわからない時は、案内係の子がすぐに来て教室まで案内してくれました。

うちの子
うちの子
ここがいい!ここなら楽しそう!

学校の雰囲気や生徒さんの行儀のよさ、先生の授業進行など気に入って、受験校候補になりました。

無理に最初の決めていた学校へ親である私が「ここを受験しなさい」と押し付けていれば、中学受験を乗り切れませんでした。

後日、親御さんが強制したがために、中学受験そのものがうまくいかなくて、勉強嫌いになった子供さんはいます。

子供さんの学力や志向の変化に、親は柔軟に対応してあげるのが一番大切です。

子供さんの体調面などから変更が必要なことはある

体調を崩しているのに怒られる子供

小学校高学年となると、体の変化やメンタル面の変化が起きやすい時期に入ります。

我が身に起きる変化に、子供さん自身でもどうしていいかわからなくて、パニックをおこすことはあります。

わたし
わたし
反抗期だったり、子供から大人に体の変化が起きるとかね

パパ
パパ
うちは受験時になかったけれど、高3で反抗期でたね

わたし
わたし
中学受験時になかったのかは謎やね

親御さんも、自分が通過したことなのに、うまくアドバイスができないことも出てきます。

そのほかに、学校などでいじめや嫌がらせを受けて、勉強に集中できずに悩む子もいます。

無理に学校に通わせようとすると、逆効果になって引きこもりに入るケースも出てきます。

学校内の嫌な生徒や塾であまり仲良くない子が、同じ受験校と知ってしまった時に

あるお母さん
あるお母さん
うちの子、決めていた受験校を変えたいっていうの。

と心変わりすることがあります。

また、病気や事故などでハンデキャップがある子供さんが、学校見学会で相談した時に「我が校では対応できない」と断られれば問題になります。

文部科学省から病気や事故で通学はできるけれど、子供さんへの「合理的配慮」をするようにすでに通達が出ています。

合理的配慮とは、2006年に国連で採択された「障がい者権利条約に」に基づいたもので、病気や事故などによる障害があるけれども、社会で出会う困りごとや障害を取り除くための調整や変更を指します。
具体例で言えば、エレベーターやスロープの設置などが代表例です。
2024年4月に改正障害者差別解消法が施行されます。
参考及び引用元:文部科学省・合理的配慮について

合理的配慮について相談しても「それはちょっと難しい」と断りを出す学校は、受験を避けた方がよいでしょう。

子供さんが安心して通える学校ではないとわかれば、避けるのが親子共々一番安心できます。

願書受付方法や試験日程が変わる場合もあるので要注意

必要書類

早めに受験校を決めてしまってから「しまった」と慌てるのが、この見出しに当てはまるのです。

あまりにも早く決め過ぎてしまうと、その後の子供さんの学力変動や志向の変化に対して、対応がうまくできなくなることがあります。

子供さんの成長はそれぞれ違います。

常に状況を見ながら調整することが求められます。

最近は、学校に出向いて願書をもらいに行くことが減り、Web出願が主流になっています。

ブログ作成にパソコンを開く女性

そして、中学受験人気もあり、試験日を当初の予定から変更する学校さえあります。

最終決定時期については、受験の1年前から半年前(つまり小5から小6の夏休みが目安)とされていますが、例外はあります。

子供の学力の変化や気持ちの変化は、気づきにくいところはありますし、受験校の事情で考える余裕が生まれるか即断しなければと変わります。

親御さんとしては、子供さんと一緒に話し合いながら、そして情報収集を親御さんがして共同で受験校を柔軟に決めるのが一番です。

まとめとして。受験校決定は子供との共同作業だよ

歩きながら受験先のことを話す親子

これは私の経験からのアドバイスですが、受験校の決定はあくまで子供との共同作業であるべきです。

親の望むところだけを決めてしまうと、子供のやる気や自己肯定感が低下する恐れがあります。

私の経験から言えば、親の希望が受験の1年前から先走れば、子供が「自分の気に入った学校がいい」とすねて勉強の手を止めました。

一旦、受験先の話はやめて、子供が見学会で一番気に入った学校を受験先とした結果、無事合格しました。

親だけが先走らず、子供さんと一緒に楽しみながら見学会などに足を運んではいかがでしょうか?

決定時期はギリギリまで迷っても問題はありません。

親子で一緒に目指す学校を決めることで、受験勉強もぐっと楽しくなり、合格への道に繋がりやすくなります。

それでは、中学受験の準備、頑張ってくださいね。

少しだけご紹介なのですが、中学受験関連本で「中学受験進学レーダー」という本があり、中学受験の参考本で人気です。

もしよければ、ご覧いただいて、さらなる受験先の資料にお役に立てれば幸いです。

 

 

ABOUT ME
ペン姉さん
大阪生まれ・大阪育ちの主婦。 本人は中学受験経験者ではありません。 2017年に子供を中学受験チャレンジさせました。 Amazonアソシエイトプログラムに参加中有。詳細はプライバシーポリシーにてご確認ください。
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