※この記事は2022年5月14日に再編集していますが、見直しの上再構成しています。
こんにちは。ペン姉さん(@penpenwaker231)です。
例年、毎年5月に入ると志望校の体育祭・文化祭、学校見学会が盛んに開かれます。
同時に親御さんで私立中高卒業生であれば、同窓会誌が届くタイミングが学校行事前とかぶっています。
私立校を卒業すると自動的に卒業生会の会員になり年に一度会報が届きます。
最近は廃止しているところはあるし、実家に届いているケースがあるので届いていなければ実家に確認してみてください。
卒業後、同窓会へは一度も出席なしでも会誌は送られますが、いつからか会誌の中身に変化が起きています。
現在小学5〜6年生のお嬢様がいらっしゃれば、一般向けの入試説明会より先に卒業生の子女向け特別入試説明会を開催します。ご希望の方は下記サイトからお申し込みください。(一部省略)
このような趣旨の手紙が一枚こっそり入るようになりました。
昔は親が卒業生でも高校からの案内であからさまにこのような案内が同窓会誌に入るこおとはありませんでした。
昔から「ツテ入学」「卒業生の子女・子弟枠」「特別枠」があるとは聞きました。

今でも一般入試枠と別枠があり、まだまだ続いているのでしょうか?
親や兄弟姉妹・祖父母が卒業生や在校生でも合否に影響しないと思っておこう

今、真面目に受験勉強をしている子供さんをもつ親御さんからすれば、
てことになりますよね。
実は、私が高校受験をした時に「学校内に有力なツテがあれば、合格しやすい」とは言われていました。
あくまでも「合格しやすい」なので、絶対合格できるではありません。
今は願書に家族及び兄姉・祖父母に卒業生もしくは在校生がいて、書くもしくは入力欄があったとしても合格を保証するするものではありません。
実際に親族が卒業生に含まれる学校を受験した場合はどうだった?

筆者の子供が受験する際、1校のみ出願時に「ご家族やご兄弟姉妹で卒業生の方はいらっしゃいますか?」という欄がありました。
筆者の母が該当者だったので、母の名前(旧姓)と卒業年を申告しました。
筆記と面接があり、合格発表を見に行くと無事合格していました。
私の母が卒業生であったことが有利だったのかどうかはわかりません。
受験者の中には兄姉が在校生にいる場合、若干考慮はあるかもしれません。
身内に卒業生・在校生がいても入試試験の成績が結局は全てです。
卒業生がいるかどうか知りたい理由。親御さんがよい印象を持っていて卒業したかがわかるから。
ざっくりというと「私立校は企業と同じ」なのです。

私立校は、自校の特色(例えば「ここを受験したい。入学したい」「部活で全国大会へ行った実績ありなど)を持っていなければ、入学者が減ってしまいます。
学校の舵取り次第では、人気校が不人気になってしまうのは、あっという間です。
人気校と有名だった学校が、ちょっとした不祥事が外部に出れば入学者が減って学校運営に影響は出てきます。
卒業生である親御さんや祖父母様、在校生である兄姉がいて「よい印象をもっていて、同じ教育を受けさせたい」と考えるのは当然あります。
そこで受験時に受験生の身内に卒業生がいれば、学校としては長年の教育にブレがなかったと安心感と自信は出るのでしょう。
特定の宗教系学校でありがちな事情。これは仕方のない話で難しい
私立校では、宗教が絡んでいる学校はありますよね。
たいていは仏教系・キリスト系でしょうか?
キリスト系の学校は少し特殊事情があります。
ご家庭がカトリック信徒で、受験先がカトリック系だと「信徒枠」を設けている学校が一部あります。
もちろん仏教もキリスト教の学校ともども、それぞれの教えを「道徳の時間」として取り入れています。
「信徒枠」とはカトリック系の特殊な行事は一般家庭とは違い厳かに行いますので、カトリック教会で侍者(神父様のお手伝い役)をした生徒は、大きな行事ではありがたいのです。
それでも、入試時に不合格点である子はもちろん教会からの押しがあっても断ります。
最近、侍者ができる子が公立中学や仏教系私立中へ行く傾向が増えている為かあからさまには枠があることは伝えていませんし、聞くこともありません。
特別な枠があるとしても、結局は入学後からどうするかが問題なのです

筆者の子供の入学後、親が卒業生という子供さんは結構いました。
もしくは、お兄さん・お姉さんが在校生にいる子もいました。
だからといって、中学入学後で特別な配慮があることはなく、定期テストなどで配慮されることは一切ありません!
高等部進学後、高3になれば大学進学問題がありますよね?
指定校推薦の話が出てきますが、純粋に高1から高3の2学期までの成績や大学側からの指定条件で決まります。
自分の実力で入る方がスカッと気持ちいいですよね?
もし、ツテ入学などを知っても気にすることはないので、自分の実力で希望の学校への切符をつかみましょうね!
中学受験関連本で読み物として面白いなぁという本を一冊最後にご紹介しますね。