「ぺんぺんのペタペタ知識欲」の姉さん(@penpenwaker231)です
こんにちは。
テレビや新聞で「不登校問題」が取り上げられて、深刻な問題とされています。
「不登校で中学受験希望だけれど断られてしまうかな」
「いじめで不登校に。公立中へ行かせるのは不安」
「病気がコンプレックスで、配慮ありの学校なら行かせたい」
我が子が不登校で小学校に通っていないけれど「私立校にはない教育を」と考える親御さんが増えています。
令和4年10月に文部科学省から発表された不登校児童数が発表されました。
小学生で約600万人中およそ8万人が不登校と結果が発表されています。
【参考元】
文部科学省-令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等児童生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(PDF)→こちらから
我が家の子供はいじめや理不尽な成績つけから、一時不登校にさせました。
子供さんが何らかの理由で不登校でも、中学受験ができる理由について解説します。
残念な結果になるかもしれないけれど、中学受験の勉強で得るものは多いです。
不登校歴があっても中学受験はできます!
高校受験で聞く「内申書」の提出を求める私立中学はあります。
受験校がチェックしたいのは、成績ではなく「出席日数」と一般的に言われています。
最近は内申書提出を廃止する学校は増えました。
代わりに合格確定後に小学校から「6年間の成績記録・健康状態記録」を取り寄せて出席日数などを見ます。
入学後に「不登校歴あり」を知っても、合格を取り消すことはありません。
内申書の提出内容を非常に厳しいチェックをする学校はあります
内申書提出をいまだに続けている学校はもちろんあります。
学校が定める欠席日数次第で、出願しても特別な理由がなければ受験を断る学校さえあるのです。
特別な理由とは、病気による長期入院で医師の指示に基づいた理由は代表例です。
特に内申書の厳しさで有名なのが兵庫県・灘中学校です。
小5〜小6前半までの欠席日数が14日以上で、学校側の認める理由がなければ受験を断られるでしょう。
「小学校に行くことが苦痛」と理由にも、深い理由はあるので受験可能な日数に届いていなくても、受験が認められる場合はあります。
どうしてもこの学校へ通うという熱意が届けば、受験許可を出すケースがあるので勇気を出して受験校に相談しましょう。
内申書なしの学校を受験。気になれば志望校へ相談を!
塾へ通い出してからの情報や、入試説明会で願書をもらい、
と保護者として気になる点です。
子供さんを不安にさせない前に、親御さんで受験予定校の入試説明会で個別相談しましょう。
受験予定校で「実はうちの子は……」と担当の先生に相談した時に、名前を聞かれる場合があり、別途子供さんと一緒に個別相談に応じる可能性は高いです。
塾で把握している場合はあるけれど、受験予定校に聞くのが早いです。
公立中高一貫校を受験先に含めている時は要注意!
今で公立中高一貫校が誕生し、受験先に考える方は増えました。
しかし、公立中高一貫校は不登校歴のある子供さんの受験は厳しいです。
理由は公立中高一貫校の試験方式と合否決定が違うからです。
公立中高一貫校は、「報告書(内申書)」と「適性検査」の総合評価で合否判定を行います。
報告書の中身には小5〜小6の2学期までの出席日数が記載されます。
報告書には欠席日数など記載されるため、不登校日数で公立中高一貫校の合格は無理になるかもしれません。
通っている塾があれば情報をもっているので、塾の先生としっかり相談してきめるのがいいでしょう。
病気で学校にいけなかった時期がある場合も、報告書に記載はされます。
不登校の理由次第で気になる場合は、公立中高一貫校を避ける選択肢はもっておきましょう。
なぜ不登校の子供が中学受験を考えるのか?
不登校の原因は、子供それぞれに理由が違います。
- 学校の雰囲気に馴染めない
- 先生との相性が悪い
- いじめを受けた
- 先生からのパワハラを受けてから怖い
- 体調面の問題がある
など対処に悩む問題ばかりです。
小学校時代に出る子供の悩みは難しいけれど、子供なりに「中学から環境を変えてみたい」とがんばろうとします。
環境を変えてみるひとつに「中学受験」を選ぶのです。
小学校でつらい思いをしているのに中学受験をしたい理由
もし公立中学へそのまま進学するなら、今のクラスメイトと一緒に進学です。
それでは「小学校でのつらい・嫌な思い」は解消されません。
自分から不登校を決めて、学校へ行くのをこばみます。
なかには「中学からは新しい環境で勉強をしたい」と望む優秀な子供さんはいるのです。
親はいきなり積極的になった子供さんに驚くのは当然で、対応に戸惑う方はいます。
ちょうど中学受験本番の小5〜小6は、精神的な成長が始まる年齢。
子供なりの考えは尊重し、親としてできる限りの応援をしてあげるべきしょう。
過剰な中学受験の勉強が不登校を悪化させることを忘れないで
中学受験専門塾に通い始めると、勉強やクラス内のことに戸惑う子供さんは出てきます。
塾内での指導の厳しさが増すのは小5以降で、厳しく指導する先生は必ずいます。
学校へ行っている子でも厳しい指導はつらく感じる時はあります。
不登校で学校の授業をほとんど受けていない子供さんの不安やつらさはもっと大きいでしょう。
小学校で厳しく注意されて、塾でも手厳しい指導やお叱りを受ければ、大人さえしんどいでしょう。
特に不登校中で塾はしっかり通う子が、先生からひどく叱られてしまうと、不登校に加速がかかります。
子供さんの異変に気がついた時は、すぐに話を聞いてあげて、状況に応じて対応しましょう。
小学校でせかしすぎて不登校だったのが中学受験後に不登校になることも
私の子供が中学受験をした時は、関東と関西の有名校を往復して受験するご家庭はわずかでした。
特に関東圏のご家庭の「中学受験熱」激しく、6年生時に最終的に中学受験にかかった費用が100万円を越える家庭は当たり前になっています。
お金をかけても全落ちする子がいれば、1校でも合格する子はいます。
ところが、頑張りすぎて一気に入学後に疲れてしまって「燃え尽き症候群」になる子が問題視されています。
親主導の受験であったり、入学した学校の教育方針を親子で共有していなかった為に「子供が耐えきれない」とせっかく入学した学校をやめる子が出ています。
不登校を解消するための受験が「実際は親が子供の環境を無理に変えるものだった」だと、かえって悲しい思い出になります。
中学受験はチャレンジする子供の気持ちや希望を尊重すること
中学受験をする子供さんは、よほどの覚悟をしてチャレンジしています。
特に不登校でありながらも「これから新しい人生を歩く」と決めて、親御さんに中学受験を話したのではないでしょうか?
中学受験は、親が思うよりもハードで面倒見がいい塾もあればひどい塾もあります。
子供のよりどころの「お母さん」に突き放され、生活での不自由さを気づいてもらえないのはつらいことです。
よく子供さんをみていると「何かあったのかな?」とすぐに気づくものです。
子供が常に笑顔であっても、隠れて泣いて我慢していることはあります。
すぐに「どうしたの?」と親子で話す時間を作って、解決できることならどんどん親御さんで解決するようにしてあげてください。
特に学校がつらくなって不登校になった子供さんへのケアは、親子共倒れにならないように気をつけましょう。
いじめられたことから、短期間で準備して合格したケースがあります
いじめを受けたことで不登校になり、短期間で中学受験準備を進め、合格してからは不登校を乗り越えた子供さんが紹介されました。
不登校での日数を問われない学校を受験し、学校生活を楽しんでいる子供さんはいます。
ご本人の「もう後ろは振り向かない!前向きに環境を変える!」という意志の強さは中学受験を無事に乗り越える力になったのです。
実は我が子は不登校時期あり!それでも中学受験をしました
我が家の子供も先生とのトラブルやいじめで、一時不登校の時期はあります。
ちょうど中学受験塾へ通っていましたから、すぐに塾へ事情を話しました。
事情が事情だけに、塾の先生も小学校のやり方に怒りを感じていたから、惜しみのない協力をしていただけました。
学校との話し合いもありかなりハードな中学受験でした。
何がなんでも不合格を出さない為に、受験校の変更もしました。
それが偶然本当に行きたかった学校で、中学受験をして6年間一緒に過ごしました。
現在は大学へ進学し、2回生になってやりたいことを勉強しています。(2024年4月現在)
まとめとして
我が子は2023年4月から大学生となり、高校で興味を持った学部に入学しました。
一時期は私もどうしようかと悩みましたが、頑張って乗り越えました。
先にも書きましたが、入学後は予想以上の授業や人間関係など複雑な問題が出やすいのです。
「入学後も子供さんの心の変化に気をつける」のは大切です。
不登校中の子供さんから中学受験の話を聞いた時はどうすればいいか?
時間をかけて子供さんと話し合いをし、塾選びや学校選びは慎重にして、困っている時はすぐ手助けをしましょう。