「ぺんぺんのペタペタ知識欲」ペン姉さん(@penpenworld3380)です。
こんにちは!
中学受験を終えた4月末頃には、学校生活に馴染んでいる頃でしょう。
「給食がある私立中があるのに子供の学校はお弁当か食堂しかないの」
「我が家は共働きなんだけれど、お弁当作りに一苦労で泣きそう」
「毎日お弁当って考えると3年間、いや高校も含めて6年間と思うとめまいがする」
中学受験で「塾弁」を作った経験があるけれど、中学校に入学後のお弁当で悩むお母さんは多いです。
何らかの事情で、お父さんが作るケースも増えていて「どんなお弁当がいいのかな?」という声もあります。
最近の私立中高は、家庭の食事事情や学校施設の充実を考えて、食堂を完備しているもしくは給食制の学校はあります。
しかし、学校の方針や設備事情から「なるべくお弁当を用意してください」としている学校はまだまだ多数あります。
入学してからの最初の1ヶ月は「頑張るぞ!」と作り続けたけれど、
と困るお母さんやお父さんは5月初めには続出します。
では、私立中学3年間のお弁当はどうやって乗り切ればいいのでしょうか?
私の経験を踏まえて、私立中のお弁当事情などを紹介します。
私立中へ通う子供のお弁当。手を抜く日はあっていいし見た目勝負でもない
「え?!そうなの?」と驚く親御さんは多いかもしれません。
実は、ほぼ毎日通う学校の中学のお弁当は、ほどよく手を抜く日があっていいし、子供同士で見栄え勝負をするのはありません。
毎日豪華な内容のお弁当を用意したとしても、子供にとって満足のいくお弁当を用意するのが大切なのです。
Instagramでは、お母さんやお父さんが作った「子供のためのお弁当」を公開している方は大勢います。
見てみると気後れしてしまうぐらいのお弁当は見かけます。
しかし、子供から「ちょっとボリュームありすぎ」と言われるケースはあり、インスタ映えするお弁当でなくて十分大丈夫です。
もちろん、忙しくて十分におかずが用意できない時は、上手に冷食を使っても構いません。
どうして中学なのに給食制がない私立中が多いの?
公立中学では給食制がある学校は多いです。
しかし、私立中学で給食制がある学校は非常に少ないです。
なぜかというと、私立学校は国から学校給食への補助金がないため、給食制を導入しにくいからです。
文科省が令和3年に行った給食導入についての調査で、私立中学では調査に協力した学校に対して給食制をしている学校は8%と結果が出ています。
この結果に対して、公立校では90%以上が給食制を取り入れていると結果が出ました。
【参考元:文部科学省-令和3年学校給食実施状況調査等】
もし、給食制を導入するとなると諸費用から徴収となるので、学費が上がります。
保護者からの学費負担を考えて、給食に踏み切れない点はあるでしょう。
経営母体からの援助で充実した食堂をもっている学校もあり
私立中学の中には、経営母体がお寺や多種営業を行っている会社が運営している学校はあります。
経営母体の経営状況がよければ、学校への施設投資をしやすいので保護者や生徒の要望も聞きやすいです。
もしくはOB・OG会からの寄付金で、施設を充実させる学校はあります。
今まであまり施設面で評判がよくなかった学校も、卒業生からの寄付や経営母体からの援助で、立派な食堂を用意する学校はあります。
入試前の見学会や説明会で、食堂について紹介される場合は見学させていただける場合もあるので、お弁当との併用を考えてもいいでしょう。
学校によっては入学1ヶ月間はお弁当というところもあり
学校によっては、生徒同士の親睦を深めるために「給食や食堂利用は1ヶ月禁止。お弁当のみ」と指定する学校はあります。
その時には、毎日お弁当を作らなければいけないけれど、今後お弁当をずっと作る学校へ入学する家庭にとっては試練であり、段取りがわかってきます。
実際に我が子の学校は1ヶ月間はお弁当のみでした
実は、我が子の学校は
と1ヶ月間お弁当作りがありました。
幼稚園や小学校では遠足や校外学習程度で、お弁当を作る頻度は少なかったです。
それが、食堂や売店があろうが「家で作ったお弁当で」と指示があったので、できるんだろうかと不安になりました。
通学時間は1時間とわずかでしたから、4時半ぐらいに起きてお弁当の支度をしました。
毎日となるとさすがにストレスはかかるし、クラスメイトのお弁当はどんなものかわからないので、精神的に疲れました。
ところが、子供に友達ができ始めると
え?!ほんと!
私立中だし、おかずとか凝ったものを入れているのかなと思えば、意外に質素で派手なおかずはなかったと聞きました。
1ヶ月後食堂や売店を利用できるようになると、食堂や出来合いのお弁当などとそれぞれで昼食を確保していました。
子供さんに「昼食はどうする?」と聞くことや、お弁当を作る人の体調などでお弁当の内容を考えるといいです。
私立中の毎日お弁当で役に立ったグッズやおすすめ品。注意点も合わせて紹介
ほぼ毎日お弁当生活をした私の子供は、「あれがいい」「こういうのが食べたい」リクエストが多い子でした。
好き嫌いなしなのはありがいけれど、リクエストが多すぎると作って用意する側としては大変。
特に病気がちなお母さんや、諸事情でお父さんがお弁当を作る人はかなり困ったでしょう。
それでも通っていた学校の昼食事情を聞くと「お弁当はなるべく用意してやろう」と、母子大丈夫なものを考えて詰めていました。
季節によるけれど前日の夕飯のおかずをお弁当に入れてやる
夕飯次第ではできないってのはあるけれど、前日の夕飯を少し多めに入れて翌日のお弁当に入れる方法はあります。
これは前の日の夕飯に八宝菜をしたので、お弁当用に取り分けておきました。
お弁当に入れる前には必ず加熱はして、冷ましてからお弁当に入れていました。
食中毒防止で一旦加熱して、味見をして大丈夫であれば入れていました。
コツはお弁当用のおかずは味を濃いめにしていました。
夏が一番怖くて前日のおかずを入れると腐りやすいかなと思い、夏の暑い期間は前日のおかずを入れないようにしていました。
暑い日は、ケーキなどを買った時につく保冷剤(手のひらサイズ)をお弁当入れの中に入れておくと、腐りやすさは防ぎやすいです。
お弁当箱はお子さんの好みで。人気は曲げわっぱ
お弁当箱は男の子だと大きめサイズがいいでしょう。
女の子は食が細かったりする場合があるので、サイズなどを決める時は一緒に買いに行くと安全。
これは男女ともに言われるかもしれませんが、
「おかずの汁がお弁当に染みるのがいや!」ていう子はいます。
2段重ねのお弁当だと、おかずとお弁当を分けられるので気に入ってもらえるでしょう。
※実際に子供が使っていたお弁当箱です
最近のブームは木製の「曲げわっぱ」が人気です。
見た目や材質から非常に人気があります。
どのお弁当箱も注意点は同じで、
- 前日のお弁当の滑りはしっかりとる
- しっかり乾燥させる(特に曲げわっぱ)
です。
曲げわっぱは、洗ってもすぐに乾燥がしにくく箱自体が傷むので、半乾きの時ように予備を用意しておいてもいいですね。
冬も夏も重宝する。ランチジャー
我が家も高校から使い始めて「買ってよかった」とおすすめできるのは、ランチジャーです。
※実際に子供が使っていたものです
保温性と保冷に優れているので、冬ならシチュー・夏ならそうめん類を入れていけるので、子供から喜ばれます。
※使っていたランチジャーの中の様子です
弱点は中に食べ物を入れると重くなる点でしょう。
↑実際にハヤシライスを入れた日の写真です。
子供さんがたくさん荷物がある日は避けた方がいいけれど、温かいもの・冷たいものを食べれるのは喜ばれます。
おかずの仕分けにシリコン製のカップの活用は便利
おかずを小分けにしていれる際に、バランや紙製のカップを利用する方は多いでしょう。
しかし、結構不経済だしコスト面でも高くなるので、シリコン製のおかず用カップが売られているのを利用しました。
色とりどりで洗って乾燥させれば、また使える便利ものでした。
弱点は、長年使っているとぬめりが取れにくくなることで、半永久的な使用はできない点です。
とはいえ、使い捨てのを使うよりは経済面にはいいです。
体調不良時は上手に冷食を使って欲しい
お母さん(もしくはお父さん)の体調がすぐれなくて、お弁当を作れない日はあるでしょう。
私自身も体調がすぐれなく日は多々あって、困った日はありました。
もしくは、お弁当に入れる予定だったものが痛んでいて、お弁当に入れられない品もあるでしょう。
困った時は、思い切ってお弁当用の冷食を使ってもいいです。
Instagramで公開した時は、さまざまな方からきついご意見はいただきました。
子供に反応を聞いてみると、
教えてくれました。
最近は、私立中高へ通うご家庭でも共働き家庭は多いから、毎日お弁当作りが難しい家庭はあります。
体調が悪い日やお弁当用のおかずの買い忘れもあるので、思い切って冷食を使ってもいいです。
冷食を毛嫌いする人はいるけれど、子供さん同士はそれほど気にしてません。
私のお弁当作り。中高6年間に及んだ私立中高のお弁当作り
子供の学校は私立中高一貫校でしたから、約6年間学校のある日はお弁当を作っていました。
最初は毎日作る体力は続くのかと心配でした。
体調が優れず、お弁当のおかずを冷食にしたことも多々あります。
Instagramで公開していた時は、きついことを書かれた日はありました。
しかし、どうすれば子供が素直に食べて自分も多少楽に作れるかを考えながら作り、たまにお弁当のことで相談を受けたこともあります。
私が毎日のお弁当作りでやったことを紹介します。
手を抜けるところは抜いて、子供のおかずリクエストは最優先!
入学後1ヶ月間は、中1生は「お弁当のみ!コンビニのお弁当の持ち込みは禁止。食堂の利用禁止」でした。
理由は「中1はまずクラスの雰囲気に馴染むことが優先」としていて、お弁当タイムに気になる子と食事をすることで友情を結ぶのが目的と聞きました。
親の私は「これから先ずっとお弁当?」と泣きかけてはいました。
食堂は全学年でカウントすると、全員利用できるわけではない場所で「お弁当は必須」と覚悟しました。
毎日のお弁当を作り始めた時は
- 子供の気に入ったお弁当を買う
- お弁当用のおかずを手作りする
- 見栄えをよくする
を意識して作っていて、Instagramに記録として掲載はしました。
しかし、他の人のInstagramの投稿をみると「何か頑張りすぎじゃないか?」と気づき、子供と話し合って、親も疲れず子供は満足のお弁当作りを始めました。
無理な時は早めに伝える。手を抜けるところは抜く。親子で困らないように
食堂利用禁止の1ヶ月間が解除されてから、体調を崩してどうしようもない日がありました。
その時は、思い切って買い置きをしていたお弁当の冷凍おかずを使いました。
冷凍食品でもベストセラー品は必ず常備して、賞味期限を見ながら使っていました。
入学後1ヶ月を経過していると、学食利用やコンビニでお弁当を買っていくのは許可されました。
手作りにこだわりすぎると親は疲れるし、手を抜けるところを見つけて「親子で嫌にならないお弁当」を作るようにしました。
高3の1月後半から学校へ出なくてよくなったけれど、私の中には「6年間、よく頑張ってこれた」と達成感ができました。
学校によっては、入学したての中1生が学食を利用できる学校はあります。
我が家の学校の例のように「変な学食利用やお弁当ルール」を作っているところはありますので、見学会の際にチェックしておくのも大事です。
まとめとして
私立中学へ入学し、毎日お弁当が必要となれば不安になるのは当然かもしれません。
ご家庭の事情で、家事の全てをお父さんがしていれば悩むかもしれません。
しかし、できるところとできないところが分かれば手の抜き方はわかります。
まわりの情報にまどわされずに、子供さんが喜んで親御さんの負担がかからないお弁当を用意してあげましょう。