「ぺんぺんのペタペタ知識欲」のペン姉さん(@penpenwaker231)です。
こんにちは。
中学受験が終わり、入学品などの準備で忙しい時期かと思います。
筆者宅は、子供が私立中高一貫校の高等部を卒業し、大学進学準備と高校での不用品処分の両方でバタバタしているところです。
同時に今年(執筆時2023年)は、大学の入学式に学内に親が入ってもよいとなり、着るものに迷っているところです。
保育園・幼稚園や小学校での入学(園)・卒園式で、特にお母さんは着るものに悩まれたと思います。
やっと終わったと思えば、私立中の入学式の服装ってどういうのがいいのかなと迷われるお母さん、そしてお父さんも迷われていると思います。
早い方で2月末に購入や用意を済ませている方はいらっしゃるのですが、
と気後れしてしまう方は少なからずいらっしゃいます。
男性の方でも
と聞きます。
コロナ禍前と後で傾向は変わっていますし、「お着物を着たいけれど大丈夫?」と着物での列席を迷われている方はいらっしゃいます。
基本はコロナ禍前と変わらないのですが、今年の入学式での人気色や服装・持ち物、さらに着物についてのお話をしますね。
2023年の入学式での人気色は白・オフホワイト・黒!特にオフホワイト人気急上昇!

黒は入学式でも卒業式でも来て構わない色ですが、今年は白はもちろんオフホワイトが人気色です。
特にオフホワイト一色スーツに人気が集中していますね。
黒といえば「ブラックフォーマル」ですので冠婚葬祭に使えますが、
と考える方もいらっしゃいます。
そこで、黒と白を上手に取り入れたスーツやワンピースを取り入れている方もいらっしゃいます。
まずは見学会や説明会で親御さんの装いをチェック。実際の入学式の装いを紹介!

入試前の見学会や説明会には参加されていますよね?
周りの親御さんをちらっと見て気になったりはしませんでしたか?
入試関連で志望校を訪問すると、受験を考えているご家庭の服装から入学式の服装の傾向ってわかってきてます。
流行色を取り入れようと考えても、ブランドでも生地の発色は違いますし、派手な学校では富裕層のご家庭が多いので同じタイプのスーツを着ていても
と見抜くすごいお母さんはいらっしゃいます。
たとえ、ブランド品をたくさん持って見学会や説明会に来ているお母さんを見かけたとしても実際の入学式で気にすることはないです。
実際に受験するかわからないし、一緒に入学するご家庭ではないかもしれないので、傾向だけは知っておいて無理のない予算と自分に似合っているスーツを選べばいいのです。
子供さんが入学式当日に「お母さんのスーツ姿と自分の制服姿」で嬉しそうにしていることが一番大事です。
お母さんはスカートがいいかパンツスタイルがいいか?好みの問題とアクセサリーなどでアレンジ
流行色を抑えたところで、お母さんの装いについて見てみましょう。
筆者が入学式に同じクラスメイトのお母さんを見たところ
- ジャケットにワンピース
- ジャケットの中にブラウス。同系色スカートを合わせている
- ジャケットの中はブラウス。同系色のパンツを合わせている。
- ジャケットの中はブラウス。違う色のスカートorパンツを合わせる
でした。
オールブラック・ホワイトではなく、黒と白を織り交ぜた生地を使ったものをお召しになっている方とばらつきがありました。

同じようなスーツでも、ネックレスやコサージュなどのアクセサリーをつけることで雰囲気が一気に変わります。
アクセサリーでは、ハンドメイドアプリでも作家さんが入学式や卒業式でも使える小物を販売しているので利用してもいいでしょう。
靴やカバンは無難に黒が合わせやすいです。
特に入学式は親御さん向け書類の持ち帰りがあるので、大きめのカバンでもよいですし、小ぶりのカバンに目立ちにくい色の折りたたみ手提げを持っておくと安心です。
気をつけたいのは、最寄りの交通機関から学校まで遠い場合は履き慣れない靴は大変です。
事前に履き慣らしておくとよいですし、学校まではスニーカーというてもありです。
筆者は一度も見たことはありませんが、まれに銀の靴やカバンやつま先が少し空いているタイプの靴はあまり好まれません。
周りもひいてしまうので入学式には好きでも控えておきましょう。
着物で出席したい!雨の日も想定して洋装も用意しておきましょう

結婚の際に着物をあつらえた方や習い事(お茶など)で着物を持っている方は、ぜひ子供の晴れの式に着たいでしょう。
筆者も、結婚前に着付けの資格を取り着物は持っていたので、子供の式には着たいと考えていました。
着物を着て出席する方はどこの学校も少なめですが、着物の女性がいるだけで晴れの式に花を持つことになります。
ぜひ着ることをお勧めします!
お持ちでない方は、レンタルする手段もあります。
気をつけたいことは2つ。着物の種類と当日の天候
入学式に関わらず、着物を着ることで気をつけたいのは、
- 着物をどういう場で着るかで着る着物が変わる
- 当日の天候が雨なら着物は避ける
です。
入学式は立派なお式なので、普段着として着る小紋は着れません。

入学式で着るなら
- 訪問着
- 付け下げ訪問着
- 色無地(ひとつ紋あり)
で、もしお嫁入りの時に黒の紋入り羽織をあつらえていれば、色無地の上に羽織るのもいいです。
色無地の紋は地域によって決まりがあります。レンタルする際に紋のことを聞かれた場合は、スタッフの方に相談してみましょう。
無難なのは嫁ぎ先の紋です。
着物もオフホワイトが人気色となっていますが、着物は洋服と違う面があり「似合わない、パッとしない」という声もあります。
あらゆる着物に関するサイトや最近の主婦向け雑誌を見ると
- パステルカラーが人気。子供さんが主役なので薄めの色がよい
- お母さんの着物を借りている(身幅などが合っていなくて少々見苦しい点もあり)
- 卒業式・入学式で使い分けをした
という声が上がっています。
今は洋服感覚で選ばれたり、ご自身のサイズで仕立てていない(中古品やお母様や祖母様から借りている)などで、着物に詳しい方から見ると
という着物のコーディネイトや着こなしはありました。
私が実際にあつらえた着物の色無地や江戸小紋(ひとつ紋入り)は、

上の着物は、江戸小紋で鮫小紋という柄です。一見色無地のように見えますが、写真ではわからない柄が入っています。
ただし、江戸小紋でもこの程度であれば「ひとつ紋」を入れることで、格が上がって準礼装になります。

こちらは色無地で、地模様入りです。もちろん背中にひとつ紋を入れています。
この2点で、私の場合はパステルカラーだと全く似合わない色で、店員さんからも止められるほどでした。
洋服と着物では全く違う解釈があるってことだけは覚えておくとよいです。
ですから、雑誌の通りではなく、お母さんが「これが似合う」と鏡で合わせたお着物の色がベストカラーになります。
柄も気にしなければいけませんが、おめでたい柄とされている「檜扇」「青海波」や無難な柄と言われる「辻が花」が入っていると良いでしょう。

草履やカバンはゴールドなどの慶事用のものになりますが、無理な場合はオフホワイトや目立たない程度のピンクでもよいです。
着物で気をつけたいのは雨です。

着物をあつらえた時に撥水加工を施している方はいらっしゃいますが、普段着慣れていない方では普段通りの歩き方をすると、裾を濡らしてしまうケースが多いです。
濡らしてしまうとシミの原因になり、撥水加工をしていても対応が難しいのです。
雨ゴートや雨専用の草履を用意している方は少ないですし、雨が降る可能性があると知った時は洋装も用意しておくことをお勧めします。
着物を着た時のヘアや着付けにお悩みになる方がいらっしゃいますが、ヘアセットと着付けとセットとなると2〜3万円かかるところもあります。
ヘアセットや着付け代を節約するために、身内の方にお願いする場合は、事前に希望のヘアスタイルや当日の着物を見ていただいて、対応可能かはお聞きしておきましょう。
お父さんが入学式に出席する場合は?

「せっかくの私立中学の入学式だから」とお父さんが一緒に出席されることはあるでしょうし、ご家庭の事情でお父さんが出席することはあります。
何を着ればいいかと迷われるかと思いますが、意外とシンプルです。
会社へ来ていくスーツで、少し上等なスーツに白のワイシャツ、おとなしめな色(赤や紺でもかなりシックな色)のネクタイの方が多いです。
冠婚葬祭の略式スーツに白ネクタイの方はほとんど見かけません。
学校によっては、略式スーツに白ネクタイになるのかもしれません。
ほどんどは、入学式を機会にスーツとネクタイを新調して出席されています。
靴は普段履き慣れているビジネスシューズにされて、前日にしっかり磨いておくと男前ですね。
まとめとして。

今年(2023年)の入学式は、なぜかオフホワイトの装いが人気で不思議でなりません。
「心機一転」という意味で白が好まれているのでしょう。
入学式は、新生活スタートのひとつの区切りです。
ご両親で出席もしくはどちらかが出席で「私立中だから派手なのかな?」と心配されている方の気持ちは、筆者の私も同じでした。
出席してみると意外と庶民的でしたし、他の親御さんの姿をチェックする暇はありませんでした。
式典に出るには恥ずかしくない装いでいれば、特にいろいろ言われることはありません。
何よりも「子供さんが喜ぶ姿」を想像して、当日の衣装を選んでみてください。