こんにちは。ペン姉さん(@penpenwaker231)です。
この記事をアップしている頃には、学校説明会が開かれていて、願書の配布もスタートしていることでしょう。
昔、中学受験の為に子供と一緒に説明会に行って、出願書類一式をいただいて帰った記憶があります。
コロナ禍の影響で塾での授業や実力テストの進め方、プレテストや説明会の申し込み方法の変更が大きく変わって、昨年(2020年)とは違う対応かと思います。
今は受験関連の行事に参加する際は、ネット予約必須になりつつあります。
ひとつIDを持っていれば、そのシステムを採用している学校へ説明会参加の申し込みや出願など便利だからです。
学校側も受験する側も感染対策に気をつけて、ようやく一旦解除になっていますが、大人が精神的に参っているのに、子供さんの「小児うつ」が増えていると言われています。
子供さんは大人の期待に応えようとして、ぎりぎまで我慢するので、気付くのが遅くなりがちです。
では、例年の中学受験対策よりもっと大事にしたい、子供さんへの心のケアをどうしていけばいいかを紹介しましょう。
子供の様子の異変。どういう点に気をつければいいの?

大人のうつ発症時とよく似ていますが、子供は「パパやママを心配させたくない」と我慢しがちで、友達にも自分の悩みを打ち明けにくいのではないかと思います。
私の子供も学校で問題があった時は、悩んでいる時は黙っていることが多く、聞き出すのに大変でした。
代表的な症例として、
- 睡眠をしっかり取れているか?(朝、起きれるか?)
- 表情に異変がないか?(無表情、演技笑いなど)
- 口数が普段より減っていないか
- 怪我やミスをしていないか(睡眠が取れていないと注意力が低下する)
と言われています。
子供にうつ症状が出た時にどう対応すれば?

過呼吸や朝起き上がれないといった「いつもの生活ができない」とわかった時、すぐに小児科へ子供を連れていくのが最初かと思います。
小児科医でも、ある程度の判断はつきますが、小児心理も診察できる先生はごくわずかです。
先生の判断になりますが、小児精神に詳しい病院を紹介していただいて、詳しい診察が行われます。
投薬・定期的な診察が必要であれば、親御さんと相談しながら、治療方針を決めて行きます。
カウンセリングは必要に応じて入れるところはありますが、保険外診療になるところがほとんどで、相場は6000〜1万円。
ただし病院内カウンセリングは保険適用になるケースがあります。(詳しくは病院でご確認くださいね)
大概小児うつのケースであれば、先生との対話の中でうつ症状が解消されていくケースが多いようです。
投薬は小児用に合わせた薬を使いますが、先生と十分話し合いながらです。
先生との相性があるのですぐに回復というわけでもありませんが、小児心理を専門とする先生は子供さんに寄り添って治療にあたってくださいますよ。
家での過ごし方は?通塾は大丈夫?

うつ症状がきつい時は、心も体も疲れ切っているので、医師と相談して学校をおやすみさせてもよいでしょう。
ご家庭で勉強する方が安心という子供さんはいます。
スクールカウンセラーに相談する方法はありますが、常勤ではなく、男女選ぶことができません。
同時にスクールカウンセラーは、学校へ相談内容を報告する義務があるので、中学受験に批判的な校長先生となるとつらくなる可能性は高くなります。
病院でカウンセラーが利用できないけれど、何か支援制度があるかどうかの相談窓口として、ソーシャルワーカーさんがいらっしゃいます。
市区町村でも無料で若者向けのこころの窓口を開設しているところはあるので、こちらも利用してはいかがでしょうか?
通塾は、やはり症状がきつい時は素直に校舎の先生に相談をしてください。症状との相談になりますが、校舎の先生も子供さんの症状に合わせた指導を考えてくださるはずです。
どうしても通塾が難しくなった場合は?
一旦症状が軽くなってから、一度先に学校へ短時間でもいいのでいかせてみてください。子供さんの様子次第で、徐々に通塾時間を増やしてもよいでしょう。
問題は、在籍していたクラスが超難関私立中高を目指すクラスでは、先生も思わず熱が入って、子供さんの心に負担がかかる可能性は非常に高いです。
もし通塾がつらいと子供さんが言い始めた時は、すぐに通塾を中止して、先生との話し合いをしましょう。
話し合いの中で、実はご両親からの期待が厚すぎて辛かったというケースがあるので、塾をやめて、中学受験そのものを見直すのも大事かと思います。
お母さんやお父さんまで熱心になりすぎて、お母さんと子供さんが共倒れしてしまうケースがあるので、要注意です。
第3者であるご実家の理解もあれば、精神的に共倒れは防げると思うので、悩んだ時はぜひ相談してみてくださいね。
中学受験は心にとても負担がかかるもの。だめになっても違う道はある!

中学受験専門塾へ行き始めた頃は、笑顔で通っていたけれど、現実を突きつけられたり学校で嫌なことがあれば、どんどん心に負担はかかります。
校舎の先生方は、生徒さんのことをよく見ているので、異変に対して気付くのは早いです。私自身も先生からの話で、子供の異変に気がついて対応が早くできました。
今年は特にコロナ関係で、小学校で相当辛い思いをされている中で、中学受験を乗り切ろうとしていると思います。
親御さんは大変かもしれませんが、どうか子供さんの変化に早く気をつけてあげて、適切なケアをしてあげてくださいね。
私はこの本を中学受験開始時に参考にさせていただきましたので紹介します。