入学後問題

中学受験・志望校入学後に必要な費用っていくらなの?実例で解説!

こんにちは。

ペン姉さん(@penpenwaker231)です。

前年の12月からスタートする「中学受験」ですが、大きく取り上げられるのは東京23区内の「2月受験」ではないでしょうか?

「東大生を多く出す」有名校の受験日が2月1日〜3日に集中しているため、中学受験関係者はかなり注目しているところです。

反対に中学受験を終えて希望の中学で制定品などを購入している方は多いでしょう。

あるお母さん
あるお母さん
こんなに必要なの?!
あるお父さん
あるお父さん
大学受験まで貯金は足りるんだろうかね

と一部のご家庭では頭を抱えているかもしれません。

私自身も「え?!こんなにかかるの?」と中学入学時に悩み、今は大学入学の費用で電卓をたたいて、ライフプランの計算のやり直しをしています。

わたし
わたし
FP3級保有者で2級受験チャレンジをしていたので作り方は知っています。

中学受験合格から大学入学前の金額は予想以上にかかります。

途中で私立高校通学者への授業料を助ける制度はありますが、中学生には特に大きな国からの補助制度はありません。

お住まいの自治体によっては、私立中学に通っていても学費を補助する制度があるので、気になる方は確認してみてください。もしくは学校から案内がある場合があります。

我が子の学校を実例に、私立中高一貫校の中学部に入学した時の費用を紹介します。

中1時は多めにみて総額約200万は必要と考えておくべし

お金のイメージ

入学金と学費諸経費(課外活動などに使われる)は、合格後すぐに支払う必要があります。

学校が指定する商品は後日購入になるけれど、学校によっては購入日でのトラブル防止のために先に指定品台を納付するところは多いです。

授業料はほぼ3期分納と考えておくといいけれど、中1の1期目の納付日はゴールデンウィーク明けが多く「お金がー!!」と大騒ぎするご家庭は少なからずあります。

今はICT教育(パソコンやタブレットを使った教育)がどこの学校でも必須なので、購入費用も費用計算する必要はあるでしょう。

中1時に多めに見積もって総額200万円の根拠を順番に進めていきましょう。

入学金はどこの学校も同じ金額。違うのはどこ?

家族の教育費

入学金はどの学校も200,000円で、複数受験をして進学しなければ払う必要はありません。

しかし、滑り止めとする学校であれば進学しなくても入学金納付は必要です。

後日、入学辞退を願い出る必要はありますが20万円をぶっ飛ばす覚悟はしておく必要は出てきます。

学校によっては、所定の手続きをとれば半額だけでも返金をするところはあります。入試要項や合格時に渡される手続きの書類はチェックしておきましょう。

違うのは、細かいところでは学校指定品や授業料を含めた学費部分でしょう。

忘れがちなのは「学校寄附金」「学校債購入」です。

わたし
わたし
うちは寄附金で20万円だった。やっていない人もいたけど、我が家はしました。

教育をする学校維持のためにある一定のお金を確保するようにと決まりがあります。

寄附金納付や学校債購入は任意ですが、学校側は納付者や購入者を把握しています。

成績や指導に差別をつけることはありません。しかし、学校が突然消えることもあるので最低限の金額だけでも入れることをお勧めします。

学校債は高校卒業時に返金されるケースが多いのですが、申し込む際には気になる点は聞きましょうね。

学校制定品は男の子と女の子、制服あるなしで変わってきます

学校制定品とは

  • 制服(冬・夏)
  • コート
  • 体操服(冬・夏。購入枚数で金額変更あり)
  • 学校制定靴類(通学・体育館用・運動場用・上履き)
  • 制定カバン・補助カバン

は最低購入するよう言われるでしょう。

わたし
わたし
学校指定の靴下や美術の授業セット、書道セットの購入もありますよ

差額が発生しやすいのは、制服で男の子と女の子でズボンかスカートでの差額は出る可能性はあります。

制服については、近年LGBT問題から女の子向けの制服に「男の子的でもかわいい」要素があるズボンやワイシャツを用意している学校が出ています。

関西では結構歴史の古い「大阪女学院中高」が最近ズボンやワイシャツなどを選べるようになって、一時話題になりました。

コートですけれど、注文を取るのは夏ぐらいで必要かどうかは入学時には聞いてこないです。

制服代は冬服だけでも約10万円するところがありますが、制服なしの学校へ進学すると約15〜20万円が必要ではないとなります。

わたし
わたし
制服なしの学校の生徒さんを見るとファストブランド系が多いと見受けられます。華美にならないようにと注意は出るので気をつけてね

実例。我が子の中学入学時にかかった諸費用公開!

お金が飛ぶ

6年前になりますが、我が家の一人娘の入学時にかかった費用と購入したものと金額、1年間の授業料など(3期分納)を紹介します。

昔の資料は大事に置いておくと、役に立つことって多いですよ。

入学時決定時に即納付したお金

入学金は20万円、学費諸費の一部金を4万円を振り込みました。

ただし、入学金20万円は娘が入学決定したコースが特殊クラスであった為に合格発表日に事務所で入金しました。

合格者に渡される書類の中に、振込用紙一式と学校へ出す書類一式がセットになって入っていました。

その書類にこそっと「寄付金のお願い」という手紙が入っていて、1口の金額が書かれていました。

我が家は結局10万円を寄附金として、指定口座に入れています。

ここまでで、学校へ支払ったのは合計34万円ですね。

制服などの制定品購入についてはどうした?

制服は冬夏ありまして、集合日に採寸となっていましたが特殊コースだった我が子は、入学金納付完了後に別室で採寸が行われました。

セーラー服にカーディガン(冬夏あり)で、夏服の採寸は冬服の寸法で作ると言われました。

混雑を避ける為に、冬服も夏服も宅配便着払い(送料540円)で行われ。冬1式で合計約86000円(税込)でした。

夏服は5月前に発送されて着払いで受け取っていますが、冬服とほぼ同額でした。

わたし
わたし
夏のセーラー服は洗え替えが必要でしたので2枚にしています

その他の制定品は指定商品ごとで日時指定で学校へ行き購入しました。(教科書は指定書店で購入)

教科書 国からの教科書は無償。学校独自使用のものは25,000円
体操服類 夏用上下2セット・冬用上下1セットとコート。合計30,750円
制定靴類 通学用・体育館用・運動靴・上履き。合計19,100円
制定ソックス 冬用・夏用それぞれ5足セット合計4200円
制定カバン類 制定カバン、補助カバン、靴袋や書道セットなど。合計36,660円

全て持ち帰りが基本でしたが、あまりにも多い量だったので学校側も宅配便で購入したものを元払いで遅れるサービスを出してくれました。(段ボール1箱で送料1000円)

わたし
わたし
すでに学校にお兄さんやお姉さんがいるご家庭は、スーツケース2つで購入にきていました。

コートは希望者のみ購入で秋ぐらいに注文をとりにきて、我が家は購入していますが約3万円でした。

支払いについては、教科書以外は大勢の生徒さんが日時指定があっても大人数で支払いトラブルが出ると判断しているためか、学費一部納入時に別の振込用紙で窓口から振込をしています。

教科書やコートを省くと、振込時の金額は90,710円でしたね。

授業料やその他費用の支払いについて

授業料は子供の学校は3期分納でしたが、第1期が5月の月末でした。

親としては余裕を持って用意はしていましたが、5月に請求がくるとは驚きでした。

入学時に3期それぞれの納付金額のプリントは渡されましたが、特殊コースは若干諸経費(海外の提携校との交流会など)や「探究」や「資産運用」の授業での専門の先生依頼などでやや金額は高いと感じました。

途中で別のコース(医学部系コースや有名国公立コース・理系コース)への編入が入ると請求金額の変更はあると聞きました。

結局、中学1年での学費は合計910,400円でした。

中2からiPad Proを使ったICT教育を導入したので、学校一括購入でiPad Proセット一式を約13万円で購入。
保守代金が中2から加算されるようになりました。
今は中学から入学する生徒全員に購入をしてもらい、ICT教育や緊急時のオンライン授業に活用しています。

ここまで、我が子が入学時にかかった費用は約150万円になりますが、やや安めに済んでいる方ではないかと思います。

関西圏は学費面が高めだと言われているのですが、安めに設定している学校はあります。関東圏はまた事情がかわるかと思いますが、ほぼ同額と見積もっておいてよいでしょう。

今から20数年前は制服のブランドブームがありまして、有名デザイナーに制服デザインをお願いしているケースはありました。
そのまま継続している学校はありますが、一部改定されて若干値上がりしている場合はあるので、卒業生のお母さんやお父さんが戸惑うことはあります。

まとめとして。表に出してこないお金はあるのでやはり200万円を目安に中1時は用意してね。

考え込む親

我が家の話を実例として紹介しましたが、中1時に紹介したお金以外に様々な費用請求はあります。

例えば、英検や漢検、英語に力をいれている学校ではTOEICといった学生向け資格の検定料金。

諸経費から出す場合と各自で支払う場合があります。

まず中1生ではないと思うのですが、海外研修旅行や留学。

コロナ禍で今は制限がかかり気味ですが、行き先や費用面で80から100万円はかかると考えておくとよいでしょう。

学年が上がれば若干下がるか上がるかは物価や政治情勢でかわりますし、全学年では多めに徴収しているので繰越処理は行われるものの多めに学費類は用意しておくと安全です。

私立中学生への国からの支援制度はありますが、非課税所得者のみで私学へ通わせるには足りないぐらいです。

国からの支援制度はほぼないと考え、今回の記事を参考に今後の教育資金を考えていくとよいかと思います。

高等学校・大学進学への支援について話し合われていますが、圧倒的に私学への援助は手厳しい傾向があるので学費確保は早め早めに考えていきましょう。

ABOUT ME
ペン姉さん
大阪生まれ・大阪育ちの主婦。 本人は中学受験経験者ではありません。 2017年に子供を中学受験チャレンジさせました。 Amazonアソシエイトプログラムに参加中有。詳細はプライバシーポリシーにてご確認ください。
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