こんにちは。ペン姉さん(@penpenwaker231)です。
我が家の子供も、中学受験への準備期間を含め、9年。
現在(2022年)は、高3生になり、今度は大学受験で忙しい日々を過ごしています。
子供が中学受験専門塾へ通い出したのは小4で、一般的に言われるスタート時期よりは遅めのスタートでした。
中学受験の世界に入ってからは、戸惑うことはたくさんありましたし、悩んだ時期です。
まだ中学生になっていない我が子に、無理かと思うぐらいの勉強時間や精神論をぶつけたことは多く、子供からの反発はたくさんありました。
ちょうど通っていた塾の先生が面倒見の良い先生で「これだけはやめてくださいね」と釘を刺されたことがあります。
私が子供の中学受験を通して、「これはやってはいけない」を5つ選びましたので、紹介しますね。
子供の欲しいものなどで成績を上げようとする

この手口が使えるのは、せいぜい小3〜4年生まで。
小5以降になると、子供が欲しがるものは高額だし、確実に成績があがるかというと「絶対に上がる」ことはないです。
「成績があがったら、何か買ってあげる」という考え方は、対処療法であって、一時的な効果しかありません。
一時的に効果があったとしても、その時に頑張った分野・単元がしっかり子供さんにインプットされて、確実に入り込んでいるとは限りません。

もし、成績が下がってしまった時に「何も買ってもらえない」と絶望感を与えると、勉強に対するモチベーションを下げる要因になります。
よって、物で子供さんの成績を上げようということはお勧めしません。
息抜き一泊旅行や日帰り旅行は、子供の息抜きになるかとは思いますので、塾や学校のスケジュールを考えて、取り入れるのはよいと思います。
成績不振を親がしつこく怒らない!

今、我が家の高3の子供に対して、ついついやってしまうのですが、成績不振時に親がしつこく怒ると、どんな年齢でも子供にはつらいものです。
なぜかといえば、塾でもしっかり怒られているのに、家でまた怒られるのって、子供さんにとっては二重苦でしかありません。
私自身、高校受験時に塾で叱られているのに、親に怒られて「こんなに頑張っているのに!」と怒って、家を飛び出したことがあります。
私の子供も、成績不振の時期はありました。
一度起こったことがありまして、とても落ち込んで、勉強を放棄した時期がありました。
もちろん、私は叱りつけてしまい、更に塾での試験成績が落ちました。
その後、実は学校でいじめられていて、勉強に集中できない理由が把握できました。
塾に話をして、「親は叱らない。塾も厳しい注意を避けるように工夫する」と両者で話し合いをして、成績不振時期を乗り越えました。
親が中学受験の勉強を教えない!絶対だめ!
もし、ご両親のいずれかが中学受験経験者であっても、絶対親は子供の中学受験の教えてはいけません。
なぜかというと、中学受験の出題傾向は年々変化がおきていて、親御さん世代で出題された問題は、今では高校入試レベルでも低めか標準レベルになっているからです。
特にコロナ禍で、定番化していた問題(算数では特殊算系)が、読解力や探求力を求める内容に切り替わっています。
今までの「このメソッドを覚えていればいい!」ではなく、大学入試で取り入れられている「物事について深く考えて、自分の言葉で解答する」力を求める学校が増えています。
親が教えてしまうとよくない弊害が生まれます
親がもし「今の中学受験レベルを教えられる」としても、親子間では甘えが出てきます。
子供としては「お父さん(もしくはお母さん)なら、間違えても叱らない」と甘えが出やすいです。
逆に、親側は子供が間違えたことをしていると、「なんでこんなのができないんだ!」と叱りつけます。
これは、親が「子供にこれぐらいなら叱っても大丈夫だろう」という子供への甘えからの行動だからです。
更に、塾は塾側で用意している指導メソッドがあります。
塾は、今まで指導してきたデータなどをもとに、指導メソッドを作っていますよね。
それを親御さんの指導が割り込むと、子供さんは「どっちを信じればいいの?」とパニックを起こします。
パニックは成績低下を引き出すだけなので、親御さんは教えたくても、塾のメソッドに従って、そっと見守るようにしましょうね。
塾や志望校へのしつこい問い合わせはやめましょう

小5もしくは小6なら、毎年5月以降から学校見学会や説明会に出席できるようになります。
志望校へ足を運んで、実際の学校生活を親子で見るのはよいと思います。
ところが、一部の親御さんでびっくりするような行動をする方がいます。
今でもちらっと子供が説明会などでボランティアに参加した時に話は聞きますね。
保護者さん向けに見学会の中で簡単な説明会を開いて、学校の資料を渡すのですが、学校へしつこく電話やメール、そして個別相談会で問い合わせをする親御さんは嫌われます。
塾でもある程度の私立校のさまざまなデータは持っています。
子供さんの成績が気になるのか、塾から特別に「個別相談をしたい」と打診がないのに、しつこく食い下がる親御さんはいると聞きます。
塾側も授業の準備はもちろんフォローアップが必要な生徒さんへの対応があります。
あまりにもしつこく問い合わせなどをされると、塾側は「迷惑行為」と判断します。

塾から「すみませんが……言いにくいのですが」や、志望校から「やめていただけませんか?」と言われれば、塾はもちろん中学受験も捨ててしまわなければいけません。
子供さんがやる気を出していることに、水を差していたのが「お父さん・お母さん」と分かれば、後々家族間で嫌な関係が生まれることになります。
子供の体調不良やメンタル異変を放置しない!

親御さんがお弁当を用意したり、送迎をするのは、もちろん私も経験したので、大変というのは理解しています。
親御さん以上に大変で「もうしんどい」と感じているのは、子供さんです。
小6の夏は「中学受験で一番大切な夏だ!」というぐらい、びっくりするようなカリキュラムで夏期講習などが組まれます。
夏はそれでなくても暑いし、学校の宿題はあるし、塾の勉強もキツキツで体調やメンタルで不調は出やすいです。
最初は元気に通っていても、どんよりした顔やすきっと起きれないなど、子供さんの調子を見逃すと、秋以降が大変です。
こういう大人目線で見ると、子供さんの本当のつらさってわからないんですよね。
朝一番と夕方には必ず子供さんの様子を見て、早めに対応を!
私自身も早めに子供の様子に気がつけば、早くメンタル面で立ち直りを早められたかと思いますが、子供さんの様子はよくみてあげてくださいね。
できれば、朝一番と夕方。
特に、塾へ行く前に子供さんの様子はチェックしてあげてください。
チェックして欲しいのは
- ご飯をしっかり食べているか?
- 急に怒り出したりしないか?
- 突然泣き出したりはしないか?
- 短時間でも眠れている様子か?
これらは、必ず話したり様子を見てあげて欲しいのです。
急に怒り出したりなくというのは、精神的に参っている証拠でもあり、ひどい場合は過呼吸などの症状で出てきます。

小児心理を扱える小児科医は少ないし、塾との兼ね合いがあるので、しっかり様子を見てあげた上で、最初は小児科医さんに相談してください。
まとめとして

よくよく小学校時代から中学・高校と、子供の成長や成績関連の問題を考えてみました。
問題の原因として、親との関わりが一番大きくて、あとは学校・友人関係に塾絡みのトラブルが多いのではないかと思います。
さまざまな親御さんを見ていると、中学受験をこれからする子供さんでトラブルが出やすい要因は「親御さんの関わり」で、こじらせてしまうことが多いと感じます。
親御さんとしては「ここの学校へ入って欲しい」と考えても、子供さんには無理だということは多々あります。
決して、親御さんのエゴを押し付けず、そして、無理なことはさせないで、中学受験を乗り越えてくださいね。