「ペンペンのペタペタ知識欲」のペンペン(@penpenwaker231)です。
こんにちは。
中学受験では、入塾説明会での面接で「どの中学に入りたいと考えていますか?」と聞かれます。
筆者自身、子供の中学受験で校舎の先生に聞かれた時に、特定の学校が出てきませんでした。
入塾時は「有名校に行かせたい」という野望はなく、ただ「公立中学は荒れている地域だから、私立へ行かせたい」という気持ちだけで、中学受験を考えていました。
入塾後に徐々に子供が行きたいと思う学校が固まり始め、最終的に希望の学校へ入学しました。
高等部まで進学し、合計6年間を私立中高で過ごして、卒業しました。
志望校を選ぶ上で、ご家庭などで考え方は異なります。
しかしながら、結論から言えば「最終的には子供次第」であり、親が考える志望校選びとは違うので、親子間での意見交換は重要なのです。
では、志望校選びで大切な点を紹介していきましょう。
親は情報提供とサポート。最終決定は子供に任せる!

親としては、高校受験以降からしか受験経験がないと
- 学校の偏差値
- 高等部の進学率や進学先
- 校風や規則
から学校選びを選ぶ傾向が強く、筆者自身も真っ先に重視したのは「学校の偏差値」でした。
受験専門雑誌や教育系サイトで、おおよその偏差値が紹介されていますが、実際に入学してみると「あれ?実際は違う」と気づくことが多々ありました。
塾からいただく情報が正しかというと、若干違うケースがあり、見学会や説明会でもって「本当の偏差値」を知りました。

本当の偏差値というのは、
- 学校の指導方針(校長が変わるごとに揺れ動いている場合あり)
- 在校生の躾が行き届いている
- 大学進学者の人数発表が正確(現役と一浪を合算している)
でもって見ると、いくら雑誌などで評価が高くても「行かせたくない」と考え方が変わります。
保護者であるあなたは情報を集める立場にありサポートするのですが、判断するのは子供です。
保護者としてみておきたい6つの点を紹介しましょう。
志望校選びはこの6つを意識して見るとはっきりとわかる

各学校では時期は異なりますが、判断する機会として
- 運動会
- 文化祭
- 学校見学会
- プレテスト
- 入試説明会
を用意しています。
親子で運動会など見に行くと「ここの学校、本で紹介されていたのとちょっと違う」と思うことは多々あります。
違和感を感じる点があれば、受験・合格・入学後に「辞めたい」になってしまいます。
では、志望校選びの決定打となる点をお伝えします。
この6つは志望校選びで押さえておきたい!後悔しないために!

筆者が「雑誌で発表されている偏差値」を最初に重視しましたが、実際は子供の偏差値は親が望む学校の偏差値までは伸びませんでした。
塾の先生から、子供の成績から計算した偏差値を伝えられて、考え方を変える必要性を突きつけられました。
偏差値だけで考えてはいけないのだと。
当時の塾の先生から志望校の選びの目安をお聞きしたのは下記の点でした。
- 子供さんは大学進学について考えがあるか?
- 共学か?男子校・女子校か?
- 校風や規則に子供さんが適応できるか?
- 通学時間(定期代や部活帰りなどで考える必要あり)
- 実際に学校を訪問して、来校者への躾が行き届いているか?
- やたらと特定の大学への進学を強調していないか?
これらをよく保護者が覚えておいて、子供さんには実際に訪れた志望校の感想を聞き、親子で話し合いながら、志望校を絞り込むとよいと聞きました。
特に学校見学会で親向けの説明で「東大への進学をあげたいと考えています」という学校は、
とあからさまに嫌がりました。
私立中学・高校は、経営母体がお寺や修道会(カトリックやプロテシタント)など、宗教が絡んでいるケースがあります。
受験では家の宗教が合否に影響することはありません。
その学校の宗教を「道徳の授業」として扱うケースはあります。
【実録】私たち親子はこうして志望校を決めました

筆者親子が7年前に志望校の最終決定をするために、志望校を訪れた時の話をしましょう。
実は、子供は当時激しいいじめを受けていて、中学受験をなんとしても合格しなければいけないと考えていました。
ぜひ、確実に合格をと考えていたので、塾の先生のアドバイスをもとに志望校の見学会などに行きました。
5校ほどの見学会や説明会に行きましたが、来校者にきちんと「こんにちは」「お困りですか?案内しますね」と積極的に話しかけてくる生徒さんの学校は、好印象でした。
学校がきちんと生徒に対しての躾をしていて、生徒さんのご家庭もよいと感じました。
校長先生が直接ご挨拶にと、親向けの説明会の場があった際、ご挨拶が丁寧で質問にもきちんと答える学校はよかったです。
反対に、やたらと「東大への進学者を増やしたい!」と強調する学校は、いい印象はもてませんでした。
学習機材は当時としてはあまり学校では使われていない「電子黒板」や、学校独自教科書のみしか使わないとも聞きました。
しかし、生徒への躾がいきとどいていないのか、ぶつかっても暴言を言われたので「我が子はここへは行かせたくない」になりました。
子供と一緒に見学会などに行き、子供とも話し合った結果、学校全体の対応がよかった学校を志望校として、無事合格しています。
まとめ!親の気持ちだけで志望校を絞るのはやめましょう

中学受験において「親が志望校の決定をしなくちゃ」と考える保護者が結構多くいます。
塾主催の説明会で、周りに座っていた保護者を見ると「うちの子、志望校の偏差値にたどり着いたのよ!」といった会話をちらほらと聞きました。
実際に入学知ってからはというと、国公立専門コースからコース変更をして進学先を変更する子はいるし、逆に入学してから底辺クラスから成績上位者になった子はいます。
学校の校風に馴染めずに退学している子はいるし、やさぐれてしまう子だっています。
あなたはわかりますか?
家庭それぞれに原因はありますが、志望校選びの時点でしっかりと親子で意見が一致していれば、「辞めたい」とならなかったかもしれません。
中学受験は、親子の根気とエネルギーは必要ですけれど、意見の一致がなければ合格後に悲惨なことになります。

やっぱり、厳しい勉強があったとしても、合格後は楽しい学校生活は送りたいですね。
親子で高校卒業時に「あの時は大変だったけれど、今はよかった」と振り返りができる中学受験になるように、親子で二人三脚で歩いてください。

