※この記事は2022年9月13日に公開し、再編集した記事です。
「ぺんぺんのペタペタ知識欲」のペン姉さん(@penpenwaker231)です。
こんにちは。
5月ぐらいから私立中高では、見学会や簡単な学校説明会が開催されて、6月ぐらいから徐々に受験校選びが本格化するでしょう。
体育祭や文化祭を5月にする学校はあるので、小5ぐらいの子供さんを連れた家族も見かけるケースはあります。
受験を考えた学校の中には、全国大会へ行くほどの「強豪校」をもつ学校はありました。
子供が卒業した学校の部活で、全国大会レベルの部はあり、お母さんも部活に協力しなければならなくて大変そうでした。

部によっては「保護者会」が作られていて、大会出場時のサポートや差し入れ、衣装作りなど協力しなければいけないところはあります。
私立だけでなく、公立でも部の保護者会はあるところはあります。
見学会などで持ち帰る「学校案内」や見学会、同時にテレビで紹介された学校の部活を見た子供さんが
と言い出した際はどうしましょう?
子供の気持ちを尊重すべきか、将来を考えて行きたがっている学校の受験を止めるのがいいか?
迷うところですよね?
今の私立中高の驚く部活動などを含めながら、中学受験での「受験校選びあるある」について紹介します。
子供さんの気持ち最優先で受験校に含めてもいいです

子供さんが「ここの学校の〇〇部に入りたい」という気持ちは尊重して、受験校のひとつとして入れてもいいです。
「ここの学校は全国的にすごい!」「部活で活躍して有名になりたい」と思う気持ちは、中学受験へのモチベーションにつながります。
子供さんが何かの目的を持って、自分が希望する学校に合格できれば、親御さんとしても嬉しくなりませんか?

筆者の子供は、見学会で気に入った部がある学校が気に入り、
と励みになり、受験勉強中の支えになりました。
見学会などで生徒さんや先生に質問してもいいけれど、学校案内などから入学後の部活についていけるかはよく考えておく必要があります。
私立中高一貫校ならではの話。約6年間の部活についていけるか?

中学受験は、中学・高校を6年間過ごす学校を受験するので、希望の学校の部活動も自動的約6年間します。
高3生は大学受験があるので、学校によりますが部の在籍記録は6年となっていても、活動は実質中学から高2までもしくは高3・1学期までです。
見学会の時に部活動を公開して、体験させていただける学校はあります。
その時の体験や先輩の話などから、子供さんが「この部なら6年間続けられそう」と感想を聞いて、本当に大丈夫かを親子で話してみてください。
学校案内には書かれていないこと。勉強優先で部活動時間が少ないか、成績によっては退部あり

部活で全国大会常連校や地区大会常連という私立中高一貫校はあります。
人数的な問題で、部によっては中学・高校合同で出てもいい大会はありますし、中高分けて出場しなければいけない学校はあります。
中学受験を終えて入部する子は、未経験もしくは趣味でやっていた子と差があります。
経験値の差を埋めるための指導が始まるのですが、部によって通常の部活動時間以外に土曜日の昼そして日曜日と、休む日が少ない部はあります。
学校によっては、中学のうちから「医学部・薬学部特化コース」「有名国公立コース」と勉学に集中したコースを設けている学校はありますよね?

部活動は子供さんの学校での息抜き、クラブ友達を作る良い機会なのに、在籍コースによっては
「部活禁止!」「成績が落ちれば(基準あり)退部!」
と生徒・保護者に入学後伝える学校があります。
当然、親御さんたちは受験中の子供さんの気持ちを知っているので、怒るのは当然です。
残念な話なのですが、ある機会を境目に学校の教育方針が変わって「部活動に制限はかけない」から「成績次第では禁止!」とする学校はあります。
校長の入れ替わりなどで突然変わるケースはあるので、部活動を制限する学校があるのは知っておくとよいです。
特定の部が強豪校入り。特技を活かす学校はあります

筆者は私立高校出身者ですが、各学年で「特技コース」というクラスが1クラスありました。
中学から存在し、体育系・文化系に特化している子を、全国から選抜して入学してもらうコースです。
少数ですが、高校からしか入れない特技コースを設けている私立校はあります。
中学から高校へ上がったときに、コース変更ができるかは中学受験時にお聞きするといいです。
特技を活かすということは、大会やコンクールを優先し、授業数が別のコースとは少なめになります。
中学時から特技コースでいる場合、大学受験の学校推薦型(指定校推薦)・総合型選抜(AO入試)では有利になるけれど、日頃からの勉強時間数が足かせになる場合があります。

そして、一番大事なことは、憧れの学校・部活に入れたとしても「必ずレギュラーになる保証はない」ことです。
有名な学校は、入部者は多いし大会でいい結果を出すために、部員同士でレギュラー入りを争います。
子供達はもちろん勉強はするけれど、空き時間に練習やトレーニングをするので、自分の子供が確実にずっとレギュラーメンバーでいるためには苦労が絶えません。

そのうちに、勉強と部活の両立が難しくなっていく子はいます。
特技コースへの入学を検討する際は、特技コースが大学進学の妨げにならないか、よく受験校の受験担当の先生に相談しましょう。
学校の部活問題(特に公立校)で、指導できる先生や場所の確保が難しいと「部活の地域移行」が2023年度から始まっています。
私立校は先生の移動はなく、学校の采配で部の存続はでき、指導の質を下げることはありません。しかし、公立校との格差ができると問題視されています。
部活動は子供さんの楽しみ。楽しみが苦しみにならないように

私立校の独自部活動について紹介しましたが、一部の親御さんは納得できない部分はあるでしょう。
私自身は、自分の出身校に特別コースが存在していたので驚きはしませんでした。
子供の中学受験で、びっくりしたのは「全国一のクラブ」と「大会にすら出れないクラブ」への学校からの支援の差でした。
一度だけ泊まりで地区大会に出た時は、宿泊費は大会主催者から出たのですが、その他の費用は学校から微々たるものでした。

部活動については、弱小ながらも外部から専門の先生の指導のもとで少しずつ成長しました。
保護者が必死にサポートに入ることはなく、部費も1年間で3000円程度で済んだので、親としても助かりました。
ただ、残念なのは大学で今まで続けた部がなく、高校で興味をもったサークルに入って楽しくしています。

中学入試は「親子の入試」と言われていますが、中学受験主導権は子供さんに預けるのが一番成功し、親は子供に寄り添い助言をする立場でも十分大丈夫です。
中学受験はひとつのドラマのようで、終わってから親子共々成長するのは間違いありません。
今は保護者向けの中学受験対応本が出ていて、驚くばかりです。
令和になってから、どのように変化しているかを本から吸収するのもいいので、まず1冊手に取って読んでみましょう。