こんにちは。「ペンペンのペタペタ知識欲」のペンペン(@penpenwaker231)です。
2月中旬ごろには、中学受験の総評が公開されたり、受験した子供さんの進路も決まっているころだと思います。
そして、これから中学受験を目指す子供さんが入塾したり、合格した子は学校からの呼び出しや宿題に追われるでしょう。
親御さんも中学受験について調べたり、塾が開く講演会に行く(オンライン説明もあり)機会が増えます。
熱心なご家庭だと、入塾前はもちろんその後も塾や学校が開催する説明会に参加して、情報収集をするそうです。
中学受験に色々と情報を仕入れるのは、いいのか悪いのかは難しい世界で、嬉しかったり「そんなはずじゃない」とがっかりすることはでてきます。
入学前そして入学してから気付かされたことなどを紹介していきましょうね。
中学受験は経験して思い知ることや気づきが多い世界

中学受験は小学生の子供達が「学力競争」という世界に飛び込む世界で、感受性豊かな時期に精神面にかなり負荷がかかる世界だと思います。
偏差値はうるさく言われる。

点数でガミガミ怒られる。
結構子供さんは、塾で先生方にうるさく注意されたりします。ほめられることもあるけれど、家でも怒られると結構堪えると思います。
親の呼び出しは増えるケースはありますし、志望校の説明会や見学会でいかに親の考えがあさはかであることを思い知らされます。
子供さんの頑張りや自分でコントロールできるかは個人差はあります。
家族全員でストレスを抱えてしまうと、子供さんまでつらいのは当然ですよね。冷静な人が1人いないと本当につらい!
親御さんの覚悟や子供さんへのケア次第では大きく中学受験の最終結果は変わっていくのだと思います。
中学受験で何を知るのか?現実は楽でもなく結構嫌な面を見る世界

なぜ中学受験で考えたり悩んだり、最終的に気付かされるのでしょうか?
経験して考えさせられた理由としては、受験勉強のハードさと親同士のライバル心、親に影響されつつ迷う子供、一歩間違えれば、子供さんに負担が大きいことでしょう。
受験中、さまざまな親子を見かけましたが、合格発表日に喜ぶ家族もいれば、掲示板で子供に対して暴言を吐く親もいました。
ちょっとしたカオスな世界ですが、それぞれの家族に中学受験でのドラマがあり、その後の子供さんがたどる人生に影響はあります。
中学受験で実際にあった話を紹介しましょう!

今、思い起こすと「こんなのがあったなぁ」とたくさんの出来事がありました。
たとえば、子供自らで経験したことや親が気がついてぞっとしたことはあります。
具体的な例として、大きな点を紹介していきましょう。
いじめが原因で中学受験に本気になった例

小中高はもちろんですが陰湿な「いじめ問題」は問題視されています。
完全解決ができるかというと、実際に難しい問題です。
実は我が子は、小5・6年生にいじめを受け、受験間近の小6・11月に過呼吸症候群を起こしてから、重大ないじめであることがわかりました。
発作を起こす前から、校舎の先生から呼び出しがあり、先生方と相談はしていました。
一旦学校を休ませて、詳しく事情を聞くと学校で相当ひどいいじめを受けていて、誰にも言えずに悩んでいたというのです。
学校は不登校にして、学校側と話し合いを進めましたが、子供に心配をかけないように塾側とも対応方法を決めながら、受験勉強を進めました。
結果、見事志望校に合格しました。
公立の小中学校の場合、怪我や病気以外の長期欠席は一応留年させるとしていますが、現状は留年はさせていません。
受験先の受験要綱に出席日数の規定があれば、受験校に事情を説明して相談してくださいね。
もし中学受験で志望校に合格しなければ、地元の公立中学へ進学することになりますよね。
もちろん、いじめた相手も同じ中学へ進学になるので、合格しかないと火がついたのでした。
入学後に気がついたのは、クラスメイトで私の子供と同じケースの生徒さんが多くいることでしたね。
小6で受験勉強を開始している生徒さんもいるけれど、いじめや特別な事情で頑張る子がいるので、子供と親御さんと塾の連携プレイは大切だと気づきました。

無理な受験と入学後の指導で心が疲れて学校を離れる子どもさんはいます
中学受験ではよくある話で、中学受験後に疲れてしまって、せっかく入学した学校から離れていく話を紹介しましょう。
学校見学会や説明会でいい印象があって、希望の学校・コースに入れたとしましょう。
入学してから少しは楽になるのかと思えば、授業の厳しさや指導力で疲れ果てて、不登校になる子はもちろん退学する子はいます。
超難関の国公立大学や医学部・薬学部を目指すコースやクラスを設けている学校では、一部でかなり厳しい指導をしている学校はあるようです。
見学会や説明会では見えない部分で、入学してから心が折れてしまう生徒さんはいます。
もっと深く話を掘り下げれば、塾通いをしている時からすでに「医学部をめざしたい」と希望していて、親御さんもヒートアップしていて、子供さんにかなり負担がかかっていたとか。
中学受験でもプレッシャーがかかり、入学後も「成績!成績!」と言われれば、心が折れるのは当然のことだと思います。
東大至上主義を掲げているのに合格者がいない学校は要注意

学校説明会で「うちの学校は東大合格者をたくさん出したいです」と校長先生が一校ありまして、びっくりした経験があります。
設備や指導はよくても、学校側の姿勢についていけないと親子で意見が一致する学校は多々あって、子供が気に入る学校を選ぶのは大変でした。
私も周りから「東大を目指すのですか?」と小学校時代のママ友さんに言われたことはあります。
しかしですね、それはないです。
決めるのは子供であり、親は子供の意見を尊重するものだと考えています。
中学受験のイメージ、私立校のイメージとは周りからどう見られているのかと不思議に感じました。
学校側が出す「大学合格者速報」は、実は1浪の生徒さんが含まれている場合があります。
私立中高一貫校は「自分の学校から優秀な生徒を出したい」と考えますから、教師の引き抜きはありますし、生徒も優秀な生徒を入れたいわけですよね。
ところが、いつの間にか昔と違って生徒さんにかなり負荷をかける学校はあり、心を壊してしまう原因を生み出しています。
結果として優秀な生徒さんが生まれず、最悪は校内いじめがこっそり起きる原因にもつながっています。
もちろん、学校側はいじめの噂が立つのを恐れますから、隠しますね。
これらのことから「東大大量入学至上主義」の学校は少し怪しんだ方がいいと思います。
いじめっ子が入学してくるというケースも

まさかという例はあり、同級生で小学校時代にいじめをしていた子が同じ学校を中学受験して入学していたケースはあります。
その子と離れたかったのに、一緒の受験校とは知らなくて(塾が違うかった)、入学式で声をかけられて恐怖を感じる子供さんはいるとか。
入学後にどのような学校生活かによりますが、過去のことが知られていづらくなって、中学卒業時に別の高校へ行くケースはあります。
中学受験準備中に、塾もしくは学校で受験のイライラを解消するために、いじめをするというケースはあるようです。
男親で気づく方は多分少なくて、お母さんの方が先に気づくケースが多いようですね。
入学後まで響くストレスで、子どもの心をむしばむような受験なら、本当はやめたほうがいいと思います。
中学受験を経験して大きく変化する子供たち

中学受験では、さまざまな事情や人間関係、そして大人の勝手事情で振り回される子供、たくさんの経験をことを経験します。
受験ものの漫画や本で、中学受験の厳しさはもちろん「人間としてどう成長するか」を紹介されています。
「二月の勝者」が一番読みやすく、わかりやすいと思うのですが、まさしくこの漫画で紹介されるように、子供達は中学受験という中で、もまれながらも自立して親も一緒に成長していくものです。

これからの人生はもっと厳しいかもしれませんが、「中学受験」を経験することで得ることはあります。
ただし、「中学受験はすごい!」とお薦めしているのではなく、それなりの覚悟を持って欲しいという意味です。
親も心が折れる時はあるので、これを読んだ親御さんは今一度考えてみてほしいと思います。
中学受験で得ることはあるけど、子供さんの気持ちは最優先に。

コロナ禍で、一気に「子供への教育の概念」が変わりました。
中学受験はというと、注目はされていますが「有名大学へ行かせたい派」と「公立校よりいい教育をする学校がいい派」に徐々に分かれてきています。
過去の報道で「老後資金2000万円」問題は出ましたが、子供さんへの教育費のかけ方は、赤ちゃん時代から大きな出費を出しているように見えます。
そのため、中学受験の概念はそろそろ「東大至上主義から抜ける」方向に変わるかもしれません。
子供さんへの愛情と教育は、天秤にはかることは難しく、何を優先するかは悩むでしょう。
親が考える教育と子供が考える将来は、全く違いが出てきます。
そのためにも「中学受験で親のエゴを押し付けない。気持ちを最優先にしてね」と言いたいのです。
中学受験で親子で得るものはありますが、どうか親子で笑顔で過ごせる将来を築くためにも、慎重に中学受験を考えてみてくださいね。
では!