
こんにちは。「ペンペンのペタペタ知識欲」のペンペン(@penpenwaker231)です。
我が子は、この春から中学部から高等部へ進学し、高校生初めての中間テストがありました。今回の中間テストは、新型コロナウイルスで休校になり、オンライン授業での授業数が少なかったことを配慮して、科目数を減らしています。
昨日から返却をされていて、苦手教科と本人はいう科目は非常に成績がよかったです。先日はベネッセ提供の新テスト(高1年生全員受験)を受験し、本人は「もうガタガタや」といいつつも成績はよい方でした。
※この新テストについては、今間違えた箇所の修正などを行って、提出中です。後日改めて紹介します。
さて、実は中3の時から面談が頻繁に行われて「将来の進路や指定校推薦を受けるのか?」と担任から言われたと、子供が話していました。
中高一貫校は学校にもよりますが、早めに中3で高校の授業を行い、文系・理系も早めに分ける傾向にあります。もちろん、高校進学後の進路変更はできますが、完全理系・完全文系のクラスに入ると、変更できないです。
さらに、指定校推薦枠を優先とするコースをもつ学校があり、親御さんの中には「指定校推薦で子供の負担を楽にしたい」と私目線からすると首を傾げたくなる方はいます。
指定校推薦選抜は高1からの成績の総合評価
私自身、高校から私立校でしたし、「指定校推薦枠」で当時学力はかなり上の短大へ進学しました。ある有名大学で「行ってみたい」学部はありましたが、上に兄がいましたし親に学費面の負担をかけるわけにはいかないと思い、短大へ進みました。
私を含め30〜40代ぐらいの親御さんであれば、国公立大学の学費は安く、私立大学は非常に学費が高いと言われていたと思います。
しかし、最近の大学事情はというと、国公立と私立の大学での学費に大きな差が出なくなり、「奨学金問題」として、借金を子供が背負ってまで大学へ進むという悲しい現実が待っています。
学部によっては、国公立と私立と比べてみて、教える内容が私立の方が優れているところもあり、私立大学でも、早くから注目する子供達はいます。
大学側も、特定の高校から「成績優秀な子」を確実に確保しておきたいので、指定校推薦で学生確保をします。
高校は「自信を持って送り出せる子」を選抜しなければ、学校の評判に影響が出るので、最近では高1からの成績から選抜材料を蓄積し、最終的に誰を「指定校推薦」で送り出すかを決めます。
私たち親世代と比べると、選抜する為の材料作りとなる時期が違います。
昔は敷居が低かった推薦条件も今はハードルが高い!
昔は、学校ごとで違うかもしれませんが高2ぐらいからの成績や罰則違反歴などで、指定校推薦を申し出た子の評価をしていたと思います。
私立中高一貫校に在籍していると、早くから大学へ進学することを前提に進路説明を受けますので、驚くことばかりですね。
我が子の学校では、参考資料として、毎年高3生に配布される指定校推薦の各校の条件がまとめられた本が配られます。
親世代である私たちには想像もできない条件で驚きの連続になりますが、
- 総合成績での判定基準
- 英検と漢検の級数(漢検は問われないとしても英検はできれば2級は必要)
- 英検以外の英語資格のスコア(大学で指定あり)
- 学校に貢献することをしているか(生徒会役員など)
- 部活をしていたか?
- 何か特別な資格をもっているか?(簿記など)
- ボランティア活動に参加したか?(キリスト教系大学は必須)
など細かい規定があります。もちろん大学によっては、条件がゆるいところもありますけれども、やはり敵考査や小テスト、実力テストの結果が一番指定校推薦での判断基準になります。
これは当然となりますが、学則違反が多い子や停学歴があれば、指定校推薦を受けることはできません。
これは当然となりますが、学則違反が多い子や停学歴があれば、指定校推薦を受けることはできません。
最近は減りつつある指定校推薦枠。なぜ?

最近の傾向として、前年にはあった人気大学・学部の指定校推薦枠があったのに、今年になって推薦枠がなくなったという話はあります。
なぜ消えていくかというと、指定校推薦で入学した生徒さんの大学入学後の成績で「もうこの学校からは取らない」と決めるからです。
高校時代は、学年で10位以内は確実にいた生徒さんが、指定校推薦が誰もが羨む大学のある学部へ入学したけれど、大学でいきなり勉強をサボるようになって、学力が下がったからでした。
大学に「指定校推薦枠」で楽をして入学したいと考える生徒さんは少なくありません。私の時代から、「指定校推薦で楽をして大学受験したい」という生徒さんはいました。
しかし、入学してからせっかく入った大学での授業をサボり成績不良となると、大学側も「この学校は何を教えてきたのか?」と指定校推薦枠を取り下げます。
上に大学があったとしても内部推薦枠が通用しないケースはあり
大学の付属中高に在籍していれば、内部進学(内部推薦)枠は当然あります。
私の出身校も上に大学部はありました。
大学が有名大学で付属中高から進学するとしても、必ず高校時代の成績などの審査はあります。もちろん面接や小論文テストは行われます。
中高時代に真面目に勉強をし、中〜上位クラスに在籍していれば、内部推薦枠は確実にいただけます。中には「素晴らしい大学の付属高校に進学していたのに、どこの大学?」と中高時代に成績不良で別のランクを下げた大学へ進学する生徒さんはいます。
最近、大学付属中高への中学受験を目指す子が増えていると聞きますが、必ず大学までエスカレーター方式で進学できるという保証はありません。
大学とて、内部進学でも成績が悪く素行不良の生徒さんは、大学の名誉にも関わるので選考から外すはずです。
指定校推薦を含め、内部進学でも、成績優秀者でどこに出ても文句のいいようがない子が指定校推薦枠を得ます。その代わり、後輩達のために、勉強はさぼれませんよ。
まとめとして
学校の口コミサイトで親御さんが書かれたものをみていたのですが、「指定校推薦枠がないのはおかしい」「特定コースの子しか出さない学校」という評価をつけられている学校があります。
子供の学校も、私や子供が聞いている話とは違うことを書いている親御さんのコメントをみて、首を傾げました。
どこかで聞き間違いが出ているのかもしれませんが、指定校推薦というのは「あくまでも大学進学のお守り、もともと一般入試が当然でしょ」という考えをしなければ、私立中高一貫校が指定校推薦に最優先と誤解されます。
親世代の私たちでの指定校推薦枠の考え方と、今の子供達の指定校推薦枠は全く違う考え方をしなければいけないということは覚えておいてください。
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