「ぺんぺんのペタペタ知識欲」のペン姉さん(@penpenwaker231)です。
こんにちは。
「最近、小学生が高額の詐欺をしたって聞いたわよ」
「学校でお金の教育ってしてるんでしょ?」
「どうして、大人は気づかなかったのかしら?」
2024年3月4日に報道されたニュースで、名古屋の小6男子が同級生に記念コインを「価値が上がる」といい、お金の受け渡しがあったのです。
渡されたものは、実は水族館などの来場記念コインで同級生の親が気がついて警察に届出をしました。
被害総額は93万円と言われており、現在詳細な被害の調査が進んでいます。
大人が悪徳業者に騙されるケースはあります。
ここでは子供への「本当のお金の教育」はどうすればいいのかを解説します。
<この記事を読んでわかること>
- 今の学校での「お金の教育」は投資メイン
- ネットで得た知識には悪いことはある
- 家庭で子供のお金管理はしっかりしておく
- 被害にあわないよう日頃から親が教える
学校での「お金の教育」は投資が中心。詐欺のことは教えていなかった
現在の学校教育では、家庭科の時間をつかって「お金の教育」をしています。
しかし、お金を増やす「投資」の指導がメインで、「お金を騙し取られる」いわゆる詐欺については指導はしていません。
大人でもお金絡みのトラブルに巻き込まれ、警察へ相談するケースは多いはず。
子供に投資を教えるより「お金が絡むトラブル」を同時に教える必要があるはずです。
それなのに、実際の現場ではほとんど指導していないのが現状です。
大人でも騙されてしまうお金が絡んだ詐欺とは?
よく詐欺事件として出るのは
- ロマンス詐欺(相手の恋愛感情を利用してお金を騙し取る)
- 特殊詐欺(高齢者に多く電話などでありえない話をして騙す)
- メールでのカード情報抜き取り
です。
どれも「人の心をかき乱す」心理を利用し、慌てて行動する様子を見ながらお金を騙し取る詐欺です。
高齢者に多い「特殊詐欺」は、ATMコーナーに案内係がいたり高齢者向け電話が普及しています。
人の感情や見たこともないメールに書かれたURLをクリックして被害にあう人は、若者でも多いです。
小学生にもネットが浸透したことで「よくない影響」はある
コロナ禍で「オンライン授業」が普及し、今でもパソコンを使った授業は増えています。
小学生でもパソコンを使った共同作業をする授業があり、通信教育でもネット環境が必要としているところはあります。
特にさまざまな事情で学校に行きづらい子供さんのために、自宅での学習をサポートする無学年式オンライン教材【すらら】はおすすめで、助かっている子供さんは多いです。
ネットのおかげで助かっている子供がいれば、動画で「子供には好ましくない」ものはあり、親が見せないようにしても簡単に突破します。
ネットは便利なのですが、悪い影響は少なからずあります。
特に「お金がらみの問題」については、早くから本で子供と一緒に勉強することが重要です。
こちらの本は、投資ばかりを紹介する子供向け金融本の中では、珍しく「金銭トラブル」について紹介されています。
子供の金銭トラブルは、親が早く気づいて「なぜいけないか」を説明し、家で教えるのが大切なのです。
どのようにして子供が高額なお金を同級生から取ったのか?大人はびっくりする話だった
さて、報道された小6の子供が同級生から1年間のうちで8回お金を騙し取っています。
合計金額は約93万円といわれていて、今後詳しく調査をしてどう返済するかを話し合うでしょう。
報道された内容を読んでびっくりしたのですが、どうして安易に信用してしまったのかを考えてしまいました。
「価値があがる」と渡されたコインは水族館のコインだった
被害にあった子供は、日頃から貯金の金額を話していて「100万円の貯金がある」と話していたと言われています。
ひと昔の子供なら「あ、そうなんだ」で済む話だったかもしれません。
しかし、貯金金額を自慢していたために被害にあう原因になったのでしょう。
ある日「このコインは価値があがるよ。お金と交換しない」と持ちかけられます。
実は、水族館の記念メダルだったのです。
何も気づかずにお金を払った被害側の子供は、その後も色々と渡されるようになります。
被害側の少年は疑わずに自分の貯金からお金を渡すようになりました。
海外では当たり前。紙幣の材質に気づかずにお金を渡す
さらに詐欺行為はひどくなり、海外の紙幣も使うようになったのです。
日本はまだ紙幣の偽造防止技術が世界一で、偽造されにくいようになっています。
しかし、海外では偽造が多く紙紙幣からプラスチック紙幣に切り替えています。
海外へつい最近行った人ならすぐに見分けがつくでしょう。
最悪な話になりますが、小学生の子供で海外の紙幣を見かける機会は少ないはず。
被害側の子供は「珍しい材質だから将来価値が出る」と言われ、お金を渡したのです。
被害側の父親は子供の様子が気になり、渡されたコインや紙幣を見て「騙された!」と気づいて警察に被害届を出したのでした。
世間の反応はどうだったのか?さまざまな意見あり
全国区でのテレビニュースでは報道されず、地域ニュースで放送はされました。
ネットニュースで流れたことで、さまざまな意見は出ました。
被害を受けた父親のコメントは?
被害を受けた父親は子供の怪しい行動に気づき、渡されたメダルなどで「騙された」と気づきました。
取材へのコメントでは「子供にお金の教育をします」と述べています。
「お金の教育」というより、聞かされて見せられたものが「本物かどうか」を見分ける力を日頃から教えるのが大事だったのではないでしょうか?
親子でのやり取りが普段からあれば、今回の事件は未然に防げたでしょう。
今後、父親は子供との時間をしっかり取ってお金のことや、人に迷惑をかけたり騙されないなどを教えていくはずです。
世間の反応は?冷たいながらも中にはいい意見あり
ニュースで知った大人からは様々な意見は出ました。
確かに、人が誰かを騙すことはいけません。
当然世間から家族は冷たい目で見られますし、今住んでいる町にいることはできなくなるでしょう。
少年達がやったことは、決して許されません。
一部の意見にもありましたが「悪いことだけれども反面いい経験だったのでは」と考えましょう。
まとめ
お金はたとえ硬貨であっても「大事な資産」です。
今回の子供が同級生を記念メダルや海外紙幣でお金を騙し取ったこと、これらは立派な詐欺で「やってはいけないこと」です。
騙し騙され両方とも心に傷がつき、将来のどこかで過去がわかり信用をなくすかもしれません。
今まで子供にお金管理を任せていた「大人」も子供と一緒にお金について「投資だけ」でなく、お金のもつ怖さも一緒に学ぶのが大事です。
このような事件が繰り返されないよう、親子で日頃からお金について話はしていきましょう。