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photo by 写真AC

そろそろ小6のお子さんは、中学受験本番に向けての厳しい授業が本格化
し始める時期です。

この時期に、すでに小学校で教わる全ての課程ついてほぼ終了して、
特殊問題や大人では「これ無理ー」という問題が出てきます。

国語については、長文読解問題の中に、漢字の書き取り、類義語・対義語などの
要素が含まれて、大問1つに対して2500〜3000文字を平均として出題してきます。

大問2問目も長文読解で、大問1と違う分野の文章問題です。
出題文字数や、設問の設定は、大問1とパターンを変えてきます。

中堅校や模擬テストとなると合計5000文字以上を制限時間(だいたいが60分)内に回答する
必要があるってわけです。

超難関校や有名中学専門塾の学力テストについては、6000〜8000文字の問題を
ぶつけてきます。年度によっては、1万文字になるケースも!

塾によって、指導方法が違っているケースもありますが、
「え?それじゃ間に合わない!」という指導方法を掲載している塾も見かけました。
大人でも唸ってしまう文字数の問題を、小学生の子供達にどう指導していくかを
紹介します。



文章を先に読んでから設問を解いていては間に合わない!

見学会や説明会に行くと、前年度の出題問題集を小冊子で渡してくれる
学校があり、塾側はそれを見て対策を立てます。

私どもは、親子で一部ずつもらったので、塾側に1冊渡して、
実際に、私が先に試して見ました。

出題の仕方は、学校で異なりますが、長文問題を大問2個出して、
その中に漢字の書き方や、接続語、類義語と対義語などを
織り交ぜて出てくるパターンや、長文問題と個別の問題を
分けているパターンがありますが。

他校の問題集(いわゆる赤本)を見たのですが、長文問題の中に
いろんな要素を混ぜて出題する学校がほとんどと考えておいてください。

文字数では、合計すると「おそらく6000文字は必ず出る」と考えておいて、
書いている文章を先に読んで、それから設問を解いていては、
絶対全部の問題を解答することは、絶対無理です!

反対に、有名校なのに長文問題がの文字数が3000文字と短くて、
論説文を書かせる学校も増えてきています。

問題に出されている文章をしっかり読み込む時間が必要になりますが、
小学校で言われる「文章を読んでから、問題を解きなさい」という
方法は、中学受験では無理というわけです。



専門塾ではどのように教えているか?

サピックスや日能研などの有名中学受験専門塾では、
子供さんの志望校に応じて、文字数設定をしています。

我が子の場合は、6000文字と想定して国語の長文読解の勉強を
しています。

塾によって多少の違いは出てきますが、学校でのやり方では絶対に
問題を解くことはできません。
3通りぐらいのパターンで教えると聞きますし、我が子も
このうちの一つの方法で乗り切っています。

  1. ざっとパート分けしてから設問を読みながら解答
  2. 設問を読みながら、文章を読んで解答していく
  3. 様々な文章問題をこなした上で、オリジナル解答方法を見つけておく
と別れています。
我が子の場合は、設問を読みながら文章を読んで解答していく方法が
得意になりました。

子供が通った塾では、速読コースが解説されていたので、速読スピードが
早かったというのもありますが、設問で答える内容とその文章が
何を言いたいかを「瞬時で理解する」求められます。

文章には、ある言葉に線が引かれていたり、接続詞が入るだろう部分も
あるので、その答えを導き出すためには、前後の文章を速読する力と
理解し再構築していくスピードや力が必要と言うわけです。


1と3については、パートわけをすることで効率化はできますが、
意地悪な問題、例えば文章を読んで見て総合的なことを答えさせる
記述問題に対しては、子供さんがまとめあげられなければ、まずしんどいです。

3は、指導する先生がその子の特性を理解してあげないと、塾側の解答方法
を押し付けることになるので、逆効果になるケースだってあります。

速読力は、特別な訓練で鍛えることもできれば、日頃から長文読解に対する
問題を解くこと、読書などで鍛えることはできます。


長文読解の出題問題に文豪作品はまず出ない

塾での学力テストしかり、外部の模擬テストや志望校のプレテスト、
本番の入試問題に言えること。

絶対、文豪の作品を長文問題には出してきません。

読書は大切で、あらゆる作品を読むことは非常に大切ですが、
内容を十分理解していること、そして、その作品がどうだったかを
アウトプットする作業(読書ノートなどに感想文などを書かせる)
ことで、長文読解に対する力は、同時についていきます。

特に、作品についてのアウトプット作業は非常に大切!

「書く作業」をさせることで、語彙力や言葉の意味を理解しているかを
視覚化させることができるので、ぜひこれは取り入れて欲しいことです。


以前、芦田愛菜さんが「1ヶ月で20冊以上は読んでいた」というのは、
彼女が女優で速読して覚えて、その役柄を理解する能力があったから、
可能だった話です。

どんな本を読んでいたかはわかりませんが、実際の中学受験関連の問題に
「文豪の有名作品」は出題されません!


論説文や小説など幅広く出題されますが、たまにライトノベル作品が
出題されて、ライトノベルが大好きな子ならすいすいと解けることが
あるので、「ライトノベルなんて!」と怒るお母さんもいるかもしれませんが、
様々なジャンルの本は読むことをオススメします。

我が子は、ライトノベルも頭のリラックスのために読んでいたせいで、
模擬テストでかなり得をしたことがあります。


音読も実は長文読解にはいい特訓

市販の問題集でも構わないのですが、1日5〜10分間、文章を音読させることも
その子に定着されていない言葉を耳で理解させることになります。

さらに、制限時間を加えることで、自然と読みながら先に書かれている文章を
目で追う訓練になるので、本当は毎日取り入れて見て欲しいことです。

無言で問題を解くのが塾でのやり方ですが、音読をなぜ進めるかというと、
耳から入った言葉は、記憶として残りやすく、短時間でどこまで読み進められるかを
子供の楽しみにして、実際の中学受験に活用するという方法です。

追い込みの時は流石に時間がとれなかったのですが、これはあるサイトで
紹介されていた方法で取り入れました。

まとめ

まだ最新版の中学受験に関する本や、赤本は出ていないのですが、
そろそろ外部の模擬テストでも、親御さんが見ることができます。

すでに有名塾で入塾テストを受けられた方は、ドン引きされているかも
しれませんが、実際の中学受験の問題というのは、甘くはありません。

効率よく解くことと、断片的に読みながらも予測することやまとめる力と、
「思考力」は求められます。


最近の傾向として、記号のみで終了ではなく、8000文字の問題に対して、
記述させる問題数が多いという学校は増えていますので、
語彙力や漢字の記憶力は大切ですが、長文の問題に慣れ親しんでおくことは、
非常に重要ですので、今からでも少しずつクセづけを始めてくださいね。