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photo by 写真AC

こんにちは、ペンペン(@penpenwaker23)です。

実は、このサイト俗にいう「雑記系サイト」のはずだったのですが、
塾・教育部門で36位にランクインしているという事実を今朝知りました。

家庭教師の方や個人塾の方が運営しているサイトの中に、
教育系ライターでなおかつ中学受験をさせた母親という視点からの
サイトで、コスメやライター業の話など盛りだくさん雑記サイトにも
関わらず、よく読まれているということで、恐縮しております。
本当にありがとうございます。

さてさて、先日娘の学校から呼び出しがありまして、娘が在籍しているコースで
すでに導入しているICT教育に関する説明会に行ってきました。

在籍コースが英語特化コースということで、いち早くICT教育を導入して
他コースとは一線を画しています。

国としては、全国全ての小中高(私立・公立問わず)導入したいのですが、
様々な問題で失敗してしまい建て直し中の学校や、順調に活用している学校と
わかれます。

私立の学校が先行して実施しているのですが、実際のタブレットを使った
勉強とは、どのぐらいまで進んでいるのでしょうか?

娘の学校の例とその他の学校の例などで紹介します。






現状としては、私立校の導入率が高い


娘がまだ受験校を決めかねていて、いろんな学校を見学している時に、
和歌山・開智中学校の学校説明会で、模擬授業を見学したました。

そこでは、すでに「電子黒板」が使われていて、先生がタブレットを
操作しながらの授業をしていました。

「電子黒板」もICT教育に使われる設備のひとつとされていて、
iPadなどのタブレットやパソコンと接続して、タブレット操作で、
図形の展開の動画が黒板上で映されていくというものです。

この様子を録画しておくこともできて、もし生徒ひとりひとりに
タブレット端末が渡されていれば、その時の授業を後日確認することが
できますし、欠席した生徒もその日の授業全てを、指定されているアプリから
見ることもできます。

もちろん、学校からの連絡の配信も行われます。

ちなみにこちらの中学校では、生徒さんにはタブレットは渡されていませんでした。

娘の学校では、娘の在籍するコースのみタブレットをコース単位でまとめて
購入で、中2から高3まで使用します。
電子黒板も導入し、運用についてもかなり厳格化しています。

このように、ICT教育が順調なのは私立中学校でもわずかで、
導入している学校は少ないです。

小学校・高校ではというと、私立校の導入率が高く、
公立校は、かなり低いもしくは実施していないというのが現状です。

ただし、全ての私立校が積極導入をしていると言うわけではなく、
導入に否定的な学校もあります。

2年前の東京方面での調査では、私立高校での導入率は約30%という数字が
出ていますから、そこから伸びていることは伸びていますが、
まだまだ導入している学校は少ないです。

導入率が悪いのは設備面と金銭面と技術サポート


大阪方面で、題材的に学校のホームページでICT教育について紹介しているのが、
近代付属中学・高校です。

2013年春から新入生の中学生全員がiPadを持ち、積極的に学校での授業や自宅学習に
役立てて、学校の全てにWi-Fi環境を導入していています。
2016年にはアップル社からApple Distinguished Schoolの認定を受けています。

365日24時間全ての教員と生徒が一人一台iOS製品やノートブックを持ち、教育の為に
積極的に設備を整えて運営している学校に与えられる称号です。

中学生のうちから導入が好ましいということで、私立中学は導入をどんどん
始めて成功している学校はあるのですが、まずネット環境(タブレットを使うのなら
Wi-Fi環境が必要)を整備する必要があり、技術面をサポートできる専任教員の
確保が重要となります。

娘の学校の場合は、全員ではなく3コース中1コースのみ導入でしたので、
そのコースが使う教室とコース在籍者全員が集まる教室に、
Wi-Fi環境を整えました。

同時に電子黒板も導入して、他のコースにも活用可能であれば導入するという
話も聞いています。

タブレット端末は、iPad Proを使用し、ペンシルと専用キーボードを使用するのですが、
学校ごとで一括購入かレンタルか、Wi-Fiもでるか、セルラーモデルかに別れて、
費用負担が問題になっています。

タブレット購入やセルラーモデルでの通信費で学校ともめやすいことや、
ネット環境や電子黒板の保全管理代と保険代で、途中から学費にいくらか
上乗せになるということもあり、親御さんの間でも不安の声はあがります。

実際に計算をしたのですが、教育用ということで、本体価格は安いはずですが、
フィルタリングや特定のアプリ代と初期設定代で、初期費用は高くなります。

娘のコースで導入するiPad Proの初期費用は、12万5千円となっており、
セッティングは全て納品業者が行うと説明を受けました。

家でも利用できるようにと「ご家庭でもWi-Fi環境は用意しておいてください」と
告げられて困っている親御さんもいました。

ご家庭でも、ご両親ともにネット環境についてわからないというパターンは
あるので、その補助制度もあればと感じました。

技術サポートができる先生も数名で、授業をもっているのでもし不在の時は、
他の先生が対応することになっています。

教員全員がシステムトラブルに対応できるというシステムを作っておかないと、
授業が成り立たないというわけです。

生徒へのネットトラブル教育も大切


生徒にそのまま新品のiPadを渡すのではなく、業者にて必要なアプリを
インストールして、勝手にいろいろとアプリを入れることができないよう、
そして検索で怪しげなページが覗けないように、フィルタリングもかけます。

そうでなければ、ICT教育の妨げになります。

一番学校側が活用するのは、学校と生徒間とでやりとりができるアプリで、
有名なところでは、「Classi」「ロイロノート」などがあり、
家庭でも電源をつけて、生活リズムや学習内容の管理、学校内では成績などの管理、
先生やクラスメイトとのデータ共有に使います。

欠席した生徒に対しても、電子黒板に書いたものを先生がタブレットで操作して、
動画として残し、連絡の上で生徒が家でその日の授業の動画を見ることができる
こともできるようになるわけです。

ですが、最近よくニュースでも言われるSNS上でのトラブルに巻き込まれることを
防ぐことと、データ抜き取りなどを防ぐ為に、SNSアプリは入れることができず、
無料Wi-Fiスポットでの使用も禁止。

もし、勉強でどうしても必要なアプリをいれたい場合は、学校ごとで
取り決めは違いますが、プレゼンで審議するか、申請書で先生方が審議して
決定するかになります。

娘の話では、申請しても通るのはほんの一握りとの話でした。

本来の目的と今後の動き


本来の目的は、生徒間での電子的な情報共有や、電子資料でなければできない
数学や英語の指導への活用がメインで、立体図形の展開や、ネイティブスピーカー
とのコミュニケーション(提携校との生徒との会話が多いです)への利用です。

さらには、タブレットを使って、海外の生徒との共同企画や作業を行うことも
視野に入っていて、実際に娘の学校の在籍コースでは3年前から試験運用を
しながら、今の形に落ち着いていると説明を受けました。

WordやExcelなどのマイクロソフト製品の操作を覚えることも、
今後、社会に出た時に必要になるし、表計算からグラフに転換して、
「分析する」力を養うこと、パワーポイントをマスターして、
「プレゼン力」を鍛えることも活用方法と呼べるでしょう。

今後は、紙ベースで保護者宛に渡されている保護者会の案内や
印鑑がいる書類を電子印鑑を用いるようにして、子供のiPadから
送り返せるようなシステムも検討中とのことです。
*ただし、親御さんのネットスキルなどの問題があるので、導入については
まだ検討中で、ヒアリングを行いながらシステムを作るという話で
止まっています。

まとめ



先日、説明会を聞きに行って、あるお母さんが「あのー、グーグルアースは使えますか?」と
質問していました。
もちろん、入っていないので、お子さんからの申請でなぜ必要なのかをプレゼンをしてから
審査になります。

お母さんも共用できるのではと思われたのでしょう。

ICT教育の運用は、学校ごとで違い、特にウィルス感染にはかなり敏感ですから、
ファイル共有するアプリも決まっていて、学校内か家で外部の無料LANやWi-Fiを使っては
いけないとしています。

お母さんへのICT教育の理解とどういう技術で運用するというのは、
徹底しておくことも必要かもしれません。

これからはどんどん変わりますが、あらゆる面での金銭負担が大きいので、
国側の何らかの支援は必要でしょう。